2018-12-10 ​今年まだ未勝利の名門厩舎

​ 厩舎はそろそろリーディングを気にしながら、
最後の使い分けをしてくる時期である。

現在藤原厩舎が57勝でトップ。

以下中竹厩舎53勝、矢作厩舎52勝、藤沢厩舎51勝と、
2位争いは熾烈。

そんな競争をよそに、あの名門厩舎が今年まだ未勝利なのだ。

それは美浦の柴田政人厩舎である。


もともと多くの勝ち星を生産する厩舎ではないし、
重賞馬もいない。

基本的には営業もせず、
自身の人脈だけでやりくりをしているような厩舎だ。

だから名門厩舎と言われても、
「そうか?」と反応するファンの方が多いかもしれない。

しかし厳格な調教師で、なかなか気安く話しかけられない。

なんといっても「ウイニングチケットの柴田政人」というブランドが、
調教師になってからもつきまとう。

それが威光ではないが、
他の調教師や騎手などからの信頼や尊敬の念は厚い。

勝利数では零細厩舎ではあるのだが、
そういった背景もあって我々としては名門厩舎という認識を持っている。

とにかく広い情報網。
網の目のような回路を巡ってくる膨大な情報を持つ者はなかなかいない。
五十嵐はその情報を、記憶、分析、計算から買い目を導く、
まるで人間コンピューターのような存在である。

交流関係ももちろん広く、トラックマンを中心に競馬関係者諸々。
その中で不必要な情報をズバッと切り、的中を導いてくれる。

競馬新聞にも書かれないアッと驚く内容に要注目！！