2025-04-03 ​馬事文化と技術革新

​ 「ウイニングポスト10 2025」
というゲームソフトが発売された。

競走馬育成ゲームといえば
「ダービースタリオン」と
「ウイニングポスト」が有名だが、
今も定期的に発売されているのは後者の方。

若い競馬ファンから
「ウイポ(ウイニングポストの略称)」
の話が出ないので、
江戸川さんのようなオジさんが主要購買層なのだろう。

1993年に
最初の「ウイポ」が発売されてから、
30年以上が経過しているが、
これだけ続編が発売されているのは、
一定数の売上を維持しているからだろう。

江戸川さんも中学生くらいまでは
ダービースタリオンを
プレイしていたが、
高校生からウイポに移動。

大学生の頃はもちろん、
社会人になってからも続編が出れば買い続けていた。

もちろん先日発売された
「ウイニングポスト10 2025」も購入。

まだ手を付け始めたばかりだが、
ゲームのやり方に大きな変化は無く、
競走馬やレースの番組データが
アップデートされるのが中心なので、
アーリントンカップが
チャーチルダウンズカップに
名称変更されていたり、
新重賞の「しらさぎS」も登場している。

しかし先程も書いたように、
若い競馬ファンから「ウイポ」の話をあまり聞かない。

江戸川さん達の世代は
テレビに向かってゲームをしていたが
若い世代はPCやスマホに向かってゲームをしていくる。

コンテンツも
「ウイポ」から「ウマ娘」に変わった。

この間、およそ四半世紀。

ファンの主力世代も移り変わり、
江戸川さんとしては
「ウマ娘」の次を期待するばかり。

ファンの馬券購入代金が
発展途上国扱いされていた
日本競馬を支え、
ついに世界トップレベルのここまで到達した。

ジョッキーになって
競走馬を操作するゲームで、
「日本の競馬場で乗るイメージをした」
と公言する外国人騎手もいるくらいで
独特な馬事文化は世界へも影響を広めるようになった。

今週末には
ドバイワールドカップデー
が行われるが、このイベントも
開催が始まった当初より規模が拡大している。

最初は
ドバイワールドカップしか無かったが
次々にレースが新設され、
今ではアラブ競走も含めると
1日で6つのG1が行われる
大規模なモノになったのも感慨深い。

これに影響を受けた日本馬も
ドバイのレースに向かうために
中東のレースを使うようになった。

特に日本馬が実績を残している
サウジカップデーは
これからG1に昇格するレースも
増えてくるだろうから、より注目度が増すはず。

格式としては欧米には劣るものの、
賞金単価は中東のほうが
圧倒的に上なので、
日本馬の中にも今後は
冬は中東、夏秋は欧米滞在
という馬が今後も増えてくると思う。

「貴族の遊び」
だった競馬が技術革新の中で、
どんどん発展していって今の形がある。

江戸川さんは寿命通り生きられるなら
まだ40年は競馬を楽しむことが出来る。

どんな技術革新で
競馬をより楽しむことが出来るのか、
今からワクワクが止まらないのである。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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