2013-11-21 ​競馬は武さん

​ <p> マイルＣＳが終わった日曜日の夜、一冊の本を買いました。 </p> <p> 武さんが書いたという<span class="big-s">「勝負師の極意」</span>という本です。 </p> <p> そもそも買おうと思ったきっかけは<br /> 先週のマイルＣＳの後のレース回顧を書きつつ、 </p> <p> <span class="red b">「なんか最近、武さんの話をよく書いているな」</span><br /> ということに気付いたからです。 </p> <p> 別にそこまでファンだったわけじゃないんですけど。 </p> <p> <span class="b u">もちろん、日本競馬を語る中で、<br /> 「武豊」という存在は圧倒的なもの。</span> </p> <p> Ｇ１を１００勝したり、３５００勝したり<br /> 人柄や佇まいも含めて、これ以上の人物はもう二度と出てこないでしょう。 </p> <p> 彼に張り合うのはもはや、<br /> 親父さんの武邦彦さんくらいしか思い浮かびません。 </p> <p> ただ・・・ </p> <p> 昨年のマイルＣＳで武さんが久々にＧ１を勝って、<br /> 今年はキズナでダービーで勝って、<span class="red b">「帰ってきました」</span>の復活宣言に涙。 </p> <p> 今年は重賞勝ちまくるくらい良い馬も戻ってきて、本人も好調な様子。 </p> <p> その間にもフランスへ行って、 イギリスダービー馬をキズナで競り落としたり、 </p> <p> 勝つと期待されていたオルフェーヴルの<br /> 進路を塞いでまで、凱旋門賞を獲りに行った姿を見て、<br /> <span class="red big-s">「やっぱり競馬は武さん」</span>と、しみじみ思ったものです。 </p> <p> ほんの何年か前まではディープインパクトを始め、<br /> ありとあらゆる名馬には武さんの姿が近くにあり<br /> それは当たり前の光景でした。 </p> <p> 私のイメージの中にある武さんは<br /> ディープインパクトの金子オーナーの勝負服か<br /> 社台ＲＨの黄色と黒の縦じまを着ている姿。 </p> <p> 自分が競馬を始めた時にはもうスーパースターで、<br /> 今でも、もちろんスーパースターですが、<br /> 正直、そこまで武さんに注目してはいませんでした。 </p> <p> 低迷の原因となったケガ以来、<br /> 「もう武さんはダメかもわからん」と何度思ったかわかりませんが、<br /> <span class="big-s">いい馬が回っている騎手が勝っても、全然面白くない。</span> </p> <p> 応援していたディープブリランテも<br /> 三冠とって凱旋門賞で２年連続２着したオルフェーヴルを見ても、<br /> やっぱり何か物足りない。 </p> <p> 感動したレースや、興奮したレースは<br /> 競馬スピリッツを始めてからいくつもあったけど、 </p> <p> 心の真ん中に何かぽっかり空いたような・・・<br /> でも、興奮はしているから虚無なわけでもなく、物足りない。 </p> <p> なんかドーナツみたいに「側」だけあって<br /> 「真ん中」には何もないような・・・。 </p> <p> そんな気持ちでしたが、<br /> 武さんが今年ダービーを勝って、<br /> キズナで凱旋門賞に行くということが分かった時の晴れやかな気持ち。 </p> <p> <span class="b">「オルフェーヴルには勝てないだろうけど・・・<br /> でも、キズナ・・・いや、武さんに勝ってほしい」</span>と思ったことは確か。 </p> <p> そう、武さんの潜在的なファンだったということに<br /> 競馬を見始めて２０年近くたって最近ようやくわかった気がします。 </p> <p> マイルＣＳのレース考察にも書きましたが、 </p> <p> <span class="red b">「凱旋門賞を日本馬で日本の騎手で・・・<br /> 競馬ファンはみんな武豊に勝って貰いたいと思ってる。」</span> </p> <p> と、とんねるずの石橋貴明が言っていたことは、<br /> 大半の競馬ファンが同意できるものだと思っています。 </p> <p> <span class="b">鮮やかなトーセンラーでのマイルＣＳ制覇。</span> </p> <p> <span class="b">「競馬ファン＝武豊ファン」</span>と言っても、<br /> 過言ではないんじゃないかとさえ思い、<br /> やっぱり「競馬は武さん」と思い直しました。 </p> <p> そして立ち寄った本屋さんで<br /> 目に留まって、手に取って、そのまま本を購入。 </p> <p> あれから数日経ってますが、<br /> 実はまだ本を読んでないんですね、私。 </p> <p> なんか恥ずかしくって。 </p>

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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