2013-04-21 やはりカレンブラックヒルはもう・・・-読売マイラーズカップー

馬スピ特報内でも書きましたが、
「フェブラリーＳでの負けは分かっていたがあれは無残に負けすぎ。
芝スタートで行けなかったのも、今から考えれば、
毎日王冠で既に「終わっていた」のではないかと推測出来る。
陣営のトーンも低く、秋山騎手のコメントも前回の反省からか大人しい。
もしかすると・・・と邪な気持ちで推測せざるを得ない。 」

これ、当たってしまいました。
単勝２.２倍。

芝マイルでは無敗を誇っていただけに
ショックを受けてしまった方も多いはず。

しかし私の出した見解が当たってしまったことで、
マイル路線は例年よりもより混沌さを増したと考えています。

京都は馬場も回復しており、
カレンブラックヒルにとっては絶好の馬場状態でした。
この馬場状態を読む事も、
馬券考察の上では非常に重要になっていたと思います。

関東では土曜日の夕方ごろから雨。
その雨は時間帯によっては弱々しくも、着実に降り続け、
府中の馬場を重くし、福島では積雪となって、
競馬開催中止まで追い込みました。

もちろん、京都も例外ではなく雨は降り、
重たい馬場になるかと想像していましたが、
日曜日の開催になってからはほとんどその影響はなく、芝は良馬場に回復。

私が印をつけた馬達には不向きな馬場となり、
馬場状態が読めず桜花賞を外してしまった苦い思い出を
繰り返しそうな気配が漂っていました。

しかし、当たったのはゴール地点の着順では無くスタートの時点。
馬スピ特報で懸念していた事態になります。

いつもあれだけスタートで猛ダッシュをして
好位置を獲りに行っていた馬が行かない（行けない？）ような事態も
陣営にとっては想定外でしょうし、
逃げると思われていたシルポートが・・・といういうより、
タイキパーシヴァルによる果敢な逃げに加えて、
共倒れを恐れたシルポートが前に行かない展開も、想定外。

先行馬のマークがよりカレンブラックヒルに集中してしまう事態を引き起こし、
馬群の中で、もまれる競馬を
ほとんど経験していないカレンブラックヒルにとっては
ツライ展開となってしまいました。

またシルポートが逃げなかった余波は
４コーナーの攻防でも大きな影響をもたらします。

特に顕著な被害を受けたのは私の本命クラレント。

開幕週でも外に膨れる事が多い京都の外回りですが、
好位置を確保出来たカレンブラックヒルに対し、
内にいて進路を取れなかったクラレント。

その分追い出しも遅れ、隙間を割って入ろうとすると、
対抗に推していたＣ・デムーロ騎手のダノンシャークが
カレンブラックヒル目指して猛追。
クラレントはスムーズさを欠き、失速。

結局、カレンブラックヒルは来ない・いらないという読みは
正解だったものの、シルポート・タイキパーシヴァルまでの
動きまで読めず馬券は直線半ばで諦めました。

内でゴチャついているのをよそに、
浜中騎手騎乗のグランプリボスが外から急襲。

８番人気のサンレイレーザーも一緒に上がって来て、
終わってみれば、馬連・馬単万馬券で、三連単も13万馬券。

カレンブラックヒルと、シルポートによって、
作られるはずだったレースの展開は、
タイキパーシヴァルのがんばりで崩され、
その影響を受けなかった外枠の馬の決着で終了しました。

私もその影響を受け、馬券は外してしまったものの、
カレンブラックヒルはいらないという読みは当たっており、
なんとも複雑な気分の日曜の夕暮れ・・・
を迎えることになりそうでしたが、
府中の最終レースで、
単勝と複勝１点購入していた22.7倍のアンアヴェンジドが勝利。

勝手に結果オーライな気分になりましたが、
馬スピ特報内でも書いた
「カレンブラックヒルが来れば、
この「原稿を見なかった事」にして、レース回顧を書くしかない。」
と、腹をくくっていた分、
久しぶりにドヤ顔でコラムをレース回顧を書く事が出来ました。

こういう週末を毎週送れるといいのですが・・・。

江戸川乱舞　今後の注目馬

・クラレント
４コーナーでゴチャつきながらも、クビの上げ下げで８着。
次走は人気落ちるので、狙い目。

・ファイナルフォーム
外を回らされるロスがあったが、展開次第で掲示板も見えていたはずで、
こちらも人気が落ちる次走が狙い目。