土曜日中山5R・柴田善臣騎手落馬。
さらに10Rでは北村宏司騎手が内ラチに衝突、
かなり衝撃的な落馬をしていました。
もちろん、両人はそれ以降のレースは乗り替わり。その落馬を見ていた私は、
◎ナカヤマナイト
○ダイワファルコン
▲タッチミーノット
△シルポート
という恰好で作っていた原稿を、消去。
◎タッチミーノット
○シルポート
▲ナカヤマナイト
△ダイワファルコン
としました。
理由はもちろん、柴田善・北村宏両騎手の乗り替わりを考慮しての行動です。
癖を知りぬいている騎手では無い騎手、すなわち
ピンチヒッターがいきなり跨って勝てるほど、簡単なメンバーではありません。
安全策に出たつもりが、裏目に出るとは思いませんでしたが、
土曜日の夕方としてはベストな判断が出来ていたと思います。
それに作った原稿もまさにその通りの展開となりました。
「実は昨年と同じ展開になりそうな気がするのが今回の中山記念。
去年○シルポートが逃げ・・・」と書いている部分はまさにズバリ的中!
原稿を書き上げた段階で私の中で中山記念の的中を確信していましたが、
日曜日の朝、予想だにしない出来事が起こります。
落馬負傷と伝えられていた柴田善・北村宏騎手が乗り替わることなく、
予定通り、日曜日のレースを行う事が発覚。
さらに柴田善騎手は3Rで北村騎手は8・9Rで勝ち星を上げ、
順調さをアピール。
「これは話が違ってくるぞ」と覚悟を決め、中山記念に臨みました。
話はちょっと変わって、昨年の中山記念の直線。
大逃げをかますシルポートを
ゴール前で一気に差し切ったのがフェデラリストでした。
今年の中山記念も昨年と同様に、
シルポートが大逃げをかます展開となりました。
スタート直後、
まわりが行かないのを見て、安心して自分のペースに持ち込んだ松岡騎手。
スタートから無正面で4角まで理想的な逃げを披露します。
しかし、2番手につけたのは不気味にも、
昨日とんでもない落馬を経験している北村宏司騎手のダイワファルコン。
それを見るように、ダノンバラード・トーセンレーヴなども、好位置をキープ。
さらにその後ろに昨日落馬負傷の柴田善騎手のナカヤマナイトが位置する展開。
1番人気でもあり、私が急遽、
◎にしたタッチミーノットはスタートから行き脚がつかず、
思っていた展開にならずに沈黙。中山の最後の直線に賭けます。
3〜4コーナーにかけても、
シルポートの走りは快調で年齢の衰えも感じさせず、
ハンターX氏がもたらしてくれた情報の通り、かなり体調はよかったようです。
しかしその快調なシルポートの逃げに
猛追をかけるのが昨日落馬負傷していた二人の騎手の乗り馬。
ダイワファルコンとナカヤマナイトでした。
ラスト100mを過ぎても、
シルポートと2頭との差は最大で3馬身。
残り約15mで、ダイワファルコンが逃げるシルポートを捉え、
そこからわずか数メートルで今度はナカヤマナイトがダイワファルコンを
一気に抜き去った所がゴール。
シルポートから馬券を握っていた人は、相当叫んだのではないでしょうか。
シルポートが勝ってもおかしくなかった展開ですから、
悔しい思いをした人も多かったはず。
特に私も含め、人気になっていたタッチミーノットから馬券を買っていた人は、
最後、あの位置から詰めていただけに悔しい思いをした人も多かったはずです。
施行条件や馬場の差で逆転できる内容だったと言う事で、
慰めるしかないのかもしれません。
週初め、中山記念の考察の中で
「柴田善臣を信じ切れるかどうかが課題のレース」と銘打っていた私。
土曜日の朝までは信じてみようと決めていましたが、
落馬、そして復活、ナカヤマナイトが決勝戦手前で
ダイワファルコンを差し切る芸当。
「柴田善臣」という男の罪深さを
改めて感じた中山記念でした。
江戸川乱舞 今後の注目馬
・スマイルジャック
今一つ流れに乗れていなかった印象。
斤量次第でマイルで見直せば、面白い存在。
・トーセンレーヴ
小回りは合わない印象。大きなコースで走れるようなら、
再度、要注意。