2013-02-10 ドヤ顔で振り返る､宣言通りの｢少ない点数で賢く的中を狙う週｣-京都記念-

まさにこれが「逆走予想」と言わんばかりの的中結果！
「今週も」我ながら満足いく週末を過ごせました。

私が行っている逆走予想とは、
「勝つ馬を見つけるのではなく負ける馬を見つける」事を言います。
負ける馬とは馬券にならない馬ですから、買う必要の全くない馬です。

しかも週初めのレース考察で書いていた事が今週もすべて的中。
土曜日のレースも当たっているので、気持ち良い三連休となりました。

週初めのレース考察で、
ベールドインパクトは「抑えておくべき１頭」
ショウナンマイティは「大きく負け越すことは無い」
ジャスタウェイは「距離適性にやや疑問。ベールドインパクトの方が信頼度は高い」
ジョワドヴィーヴルは「チャンスはあるが、もう少し信頼のおける穴馬を探したい」
ビートブラックは「２度目を逃げ切れるほど、甘くはない」
トーセンラーは「注目すべき穴馬」

これはまさにしたり。火曜日の段階で完璧な推論。
せっかく当たったので、今週もしっかり自画自賛させて頂きました。

レースの構図も結果もまさに
「オルフェーヴル世代」ＶＳ「ゴールドシップ世代」の対決。
最強世代（ヴィクトワールピサ・ルーラーシップ世代）の代表ビートブラックも
頑張りましたが、入着が限界だったようです。

ここまで完璧な私の考察でしたが、
唯一のミスがあったとすればショウナンマイティに「◎」を打ったことでしょう。

２歳夏にデビューして15戦目。
間隔が８カ月以上空いた事は無く、全てのレースでまじめに走る馬ですから、
気合が入り過ぎていたのかもしれません。
スタートしてすぐ口を割ってるのを見て、嫌な予感がしました。

レースは想定通り、ビートブラックが昨年の天皇賞の再現を狙って逃げを打ちます。
それを見ながら、ヤマニンファラオが虎視眈々と番手に付けますが、
今一つ藤田騎手から「負かしてやろう」という
気迫を感じませんでした（これは私の主観です）

各馬想定通りの位置取りですが、無正面で場内が一気にどよめきます。
大外を上がっていくピンクの帽子。
２番人気のショウナンマイティです。

浜中騎手も懸命に抑えますが、淀の坂を前に抑えるのを諦めます。
坂を下りながら一息入れ直しての勝負。

後方で脚を溜めている馬との真っ向勝負は少々分が悪い。
これは外したか・・・。と私も覚悟を決めましたが、

４コーナーを向いて
内でジャスタウェイの進路を浜中騎手が封じ、
最後の余力を直線に傾けていましたが、
その刹那、ショウナンマイティに襲い掛かるもう１頭のピンクの帽子。

キレイな騎乗フォームにエスコートされて、
豪快なフォームで突き抜けたのは11番トーセンラー。

４コーナーで人気のカポーティスターを内側に封じ込めて進路をふさぎ、
芝の最もいい所を選んで、進路を確保。
ショウナンマイティに一気に襲い掛かります。
ショウナンマイティに並んで突き放した瞬発力は、
あのディープインパクトと重なって見えたほど。

身体全体をバネのようになっていて、グングン伸びる。
武豊騎手も多くのディープインパクト産駒に乗っていますが、
トーセンラーでの走りが、最もディープインパクトとダブります。

名手・武豊は手綱を通して、
トーセンラーに流れるディープインパクトの血に呼びかけたのかもしれません。

若駒Ｓ・菊花賞・天皇賞春・宝塚記念・・・。
全部のレースが衝撃的だった京都競馬場でのディープインパクト。
トーセンラーの今日の走りも、まさにディープ譲り。
先頭を駆け抜ける姿も美しいレースでした。

ショウナンマイティも最後までバテずに頑張りましたが、
折り合いを欠いたのが敗因なのは明白。
本番を宝塚記念と見定めているならあと２戦使ってくるかもしれません。

そして最後に、そのショウナンマイティを下したベールドインパクトも
小牧騎手の好判断で２着を確保。
トーセンラー（武豊騎手）が仕掛けたのに合わせて
ＧＯサインを出したようにも見えますが、
しっかり馬場のいい所を走っていました。

こちらも京都は得意なコース。
もしかすると、天皇賞・春の波乱の主役・・・なんてことがあるかもしれません。

いずれにしても、武豊騎手は京都記念は連覇。
そして土日のメイン制覇と、徐々に全盛期の頃の騎乗が戻ってきました。

クラシックにもキズナが居ますし、
土曜日は金子馬のメテオロロジストなどとのコンビを考えても、
徐々に騎乗馬の内容もよくなってきました。

馬質が良くなれば、２年前のリーディングジョッキーや、
昨年のリーディングジョッキーが簡単に負かしに行ける相手ではありません。

もしかすると、宝塚記念までの間に、
私達が「ユタカコール」をする瞬間が待っているような気もします。
天才はやはり天才です。

そう、こういうことでもあります。
天才（天災）は忘れた頃にやってくる・・・
皆様、身の回りにはご注意を。

おあとがよろしいようで・・・。

江戸川乱舞　今後の注目馬

・ジャスタウェイ
2200ｍは距離が長かった印象。
マイル路線に転換した場合は要注意。
1800ｍあたりが限界のような気も・・・。

・カポーティスター
あと何戦かは人気になるが、思いきって見逃しても良し。
人気が落ち切った頃が狙い目。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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