2017-03-26 やっちまった感が漂った悔恨のレース－高松宮記念－

高松宮記念前夜のドバイの馬券を買った方はいるだろうか。

江戸川さんのブログ上で
印なんかをつけていたものを公開したけど、結果は散々・・・。

回収率は55%くらいだろうか。

馬友連中には偉そうに講釈を垂れていたのに、

「ヴィブロスはいらんやろ!」→圧勝

「サウンズ含めた3連複1点や!」→サウンズオブアース惨敗

「アロゲートからの三連単や!」→51倍しかつかず・・・。


「江戸川!なんとかせいや!」という罵声を遠くに聞きながら、
「日曜中山2レースのブルーグリュックが一変あるで!」
と、ちょっと玄人っぽく連中に反撃してみたら、
頼みのブルーグリュックは朝イチで出走取消。

もう散々である。

せっかく春のG1シーズンが開幕したのに、
こういう凶事からスタートするのは、決して良いものではない。

せめて高松宮記念で逆転があれば・・・と祈っていた。


光明が見えたのは馬体重発表の時。

本命視していたレッツゴードンキの馬体重が
「プラス4キロ」と発表された時だ。

前走の京都牝馬Sが過去最高体重。

それからこの高松宮記念までにみっちり追われていたにも関わらず、
プラス4キロで出てきたという事は、「抜群に調子が良い」という事。

「3着は外さない」これは大きく自信が持てた。

ただ…少し心配だったのは
雨の影響で馬場の内側が荒れはじめてきたので、
午後のレースでは各馬直線では外に大きく広がっていた。

レッツゴードンキは内枠の為、
「ずっと馬場が悪いところ走らされたらキツイ」
という懸念が生まれたことだ。

高松宮記念前のマーチSもあっけなく不的中だったので、
祈るような気持ちで、スタートの時を迎えた。


飛び出したのはシュウジ。

前走は謎の敗北を喫したが、
今回はレース前から落ち着いた面を見せ、
不気味な存在感を放っていた。

先手を奪った時は阪神カップの再現…かと思ったが、
内側から森騎手のラインスピリットが果敢にシュウジに絡んでいる。

真面目な男である。

セイウンコウセイも付いていく気配を見せるなど、
激しい先行争いの影響で、前半の600mは33.7秒。

「おーちょっと早いな」
と感じた江戸川さんはレッツゴードンキの行方を探す。

後方に控えインで待機中。

「この位置なら届くだろう。大丈夫」との希望を持った。

時計としては同じ稍重で行われた2年前の高松宮記念よりも
若干早くレースが進行している。

この展開だと逃げたシュウジは苦しい。


4コーナーで馬群は大きく外へ膨れ、末脚勝負の段階へ突入。

本命視していたレッツゴードンキは
悪い方の馬場を選びながらも強烈な追い上げを見せている。

乗り役の岩田騎手も最盛期のような
腹を括った騎乗をしているように見えた。

「おお～これは～」と思い、
視線を馬場の中心へ移動すると
見慣れた西山茂行オーナーの勝負服を乗せた馬が
一気に馬群から抜け出した。

そう、セイウンコウセイだ。

個人的にはこの舞台に出てくるなら、
同じ西山茂行オーナーでもセイウンコウセイではなく、
ネロの方だと思っていただけに、セイウンコウセイは無印。

レッツゴードンキもレッドファルクスも捉えていただけに、
「やっちまった感」が漂っている。

馬券はいつもどおりのしょっぱい当たりのみ。


比較的西山オーナーの馬には注目してきた方だが、
さすがにこの結果は受け止めなければならない。

来月は大阪杯で、その次は桜花賞。

どちらも目処が立っているレースだけに
「しょっぱい感じ」には終わらせたくないところだ。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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