本日のメインレースを振り返ります。 レース回顧

2017-03-19 今年の主役が決定したレース-阪神大賞典-

「(サトノダイヤモンドは)去年まだ高校生だったが、
今年は大学生くらいになった。
それも超難関国立大学の学生。」


と、池江調教師が語ったと競馬ブックに書いてあった。

確かにこのレベルの阪神大賞典で負ける要素は見当たらないし、
週始めには単勝元返しもあり得ると覚悟していただけに、
最終的に落ち着いた単勝1.1倍はかなり「美味しそう」に見えた。



パドックを見ても、その風格は半端無いし、
トモも去年の比じゃないくらいに成長しているように感じる。

馬友連中がよく言う
「(サトダイさんと比べたら)たかがマカヒキ・たかがキタサンブラック
という評価はあながち間違いではない気がする。

確かにサトノダイヤモンドは凱旋門賞を狙える器だ。

道中も多少行きたがる面もあったが、
あんなのは想定の範囲内。

ルメールさんも自信たっぷりの騎乗だったはず。

もちろん対抗評価に支持したシュヴァルグランも万全の態勢。

このレースへかける意気込みも感じたし、
「サトノダイヤモンドよりも前へ」という意識は強かったように想う。

実際4コーナー手前でシュヴァルグランが先に動いた時は、
「おぉ、いっくん完璧」と思ったけれど、
さすがに直線に入ると役者が違った。
(坂のところでやはり手間取っていたけど)

余裕の表情でサトノダイヤモンドはシュヴァルグランを交わしていく。

ついた着差は1馬身半。



個人的には少々不満だが、
3着に目論見通りトーセンバジルが入ったことで3連単は2点で的中。

週初めのレース考察にも書いたとおり、
サトノダイヤモンド→シュヴァルグランを固定して、
残った8頭の中から3着候補を見繕って正解だった。

武さんが着を拾いに来ると決め打ちして、
△ワンアンドオンリーとしたのは余計だったが、
まぁこの結果に文句はない。



勝ったサトノダイヤモンドは8割くらいの出来だろうが、
今回の競馬が出来るなら天皇賞・春も問題ないはず。


有馬記念・阪神大賞典と坂の部分での加速に苦労したあたり、
内回りの大阪杯はキタサンブラックに分があると思ったけれど、
そもそも新設G1に出ないなら何の問題もない。

今年のメンバー的にも天皇賞・春は今回と同様、
「通過点」という扱いで参戦して来るだろう。




ちなみに(馬券は当たっているけど)スプリングSがひどすぎた。

元々サトノアレスは大したことないと思っていたけど、
外を回したとは言え、あの脚力では皐月賞では通用しない。


四位騎手がスワーヴリチャードを選んだのも納得できる。

とにかく今年の牡馬戦線は悲惨。

スプリングSが終わった後も
「酷いレースだった」という感想しか出なかった。

この世代にエアスピネルがいれば、
少なくとも皐月賞は楽勝したはず。

クラシックは仕方ないので、
今年の競馬は古馬に盛り上げてもらいましょう。

その主役は間違いなくサトノダイヤモンド。

そう確信したレースでした。

このコラムを書いた予想家

江戸川乱舞
走らない馬から決めていく独自の的中方法“逆走競馬予想”であたり馬を引き当てる、競馬スピリッツ専属の予想家「江戸川乱舞」。
過去の傾向なども加味した総合的な見解と、いち競馬ファンとしての純粋な視点も忘れないロマン派予想家。 得意な予想スタイル:単複・ワイド・三連単 など

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