2017-03-12 桜花賞の構図が描けたレース－フィリーズレビュー－

近所のコンビニで買った競馬ブックはレーヌミノルを
グリグリの◎にしていたから、
てっきり単勝1倍台前半になるのかと思っていた。

正直「そんな馬かいな？」と思っていたけど、
結局オッズは1.8倍に落ち着いたあたり、
さすが昨今の競馬ファンはよく物事を知っている。

そりゃおいしい配当のレースが減るわけだ。

個人的にはレーヌミノルが1倍台の支持を集める馬かどうかすら
怪しいと思っていただけに1.8倍でも◎にする気になれなかった。


週初めのレース考察でも書いたように、
本命視したのはこれまで一貫して1400を使ってきたカラクレナイ。

今週のレースの中では比較的自信のある「◎」だったが、
まさか3.8倍しかつかないと知った時は正直ショックだった。

てっきりジューヌエコールが5倍くらいついて、
カラクレナイは7倍はつくものだと思い込んでいたからだ。


江戸川さんの見当違いで、
カラクレナイがここまで支持を集めたのは、
やっぱり「デムーロ効果」だろうか。

とにかく「重賞で迷ったらデムーロを買え」は
最新の競馬情報に疎そうな
ウインズのオッチャンでも知っている金言だ。


でも正直、あそこまで強い競馬を披露するとは思わなかった。


カラクレナイのスタートは決して良くなかったし、
(予想欄にも書いたけど)ただでさえ外枠不利なのに
発馬の遅れは致命的なはずだった。

個人的には早い段階でレースを諦めていたのが本音。


「はぁ・・・」

なんてため息をついていると、
カラクレナイがストレスの少ないコースを選んで、
ぴったりと折り合っている様子と、
前半600mの表示が33.5秒と表示されたのを見た時に
「もしかしたら…」と一縷の光が差し込み始めた。


「来る・・・か！」

最終コーナーを豪快に回っていくときには、
他馬との力の違いを感じたし、
最後の最後でレーヌミノルを交わした時は

「さすがデムーロさん！！」

と快哉を叫ばずにはいられない状況。


カラクレナイ自身、スタートと折り合いがカギだけど、
うまくやれば桜花賞でも上位に喰い込んでくるかもしれない。

それくらいの力強さを感じた。


それでもやっぱり、
「2馬身前にはソウルスターリングがいるんだろうな」
というのが江戸川さんの本音で、

今回のフィリーズレビューの上位3頭が
ソウルスターリングを交わして
女王になる絵は想像できない。

今回勝負どころで大きな不利を受けた
ジューヌエコールを本番で見直す手はあるかもしれないけど、
それでもソウルスターリングの相手にはならないはず。


やはり今年の桜花賞は
ソウルスターリングの相手探しのレースになるだろう。

土曜のアネモネSを勝ったライジングリーズンさえも
その相手になれるかどうか厳しいラインだ。


来週のフラワーカップにファンディーナを残してはいるものの、
江戸川さんは社台・ノーザンファーム生産じゃない
ディープインパクト産駒は過剰に信用しない事にしているので、
ほぼ桜花賞の構図は個人的に描けているつもり。

あとはそこに色を重ねていくだけだが、
問題は桜花賞まで軍資金が持つかどうかだ(苦笑)


来週の3日開催、高松宮記念にドバイ、
そしてG1になった大阪杯と、戦うべきレースは多い。

そう考えると・・・
フィリーズレビューでゴールドケープが拾えなかったのは
痛かったと痛烈に反省している。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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