アルゼンチン共和国杯については
「ノーザンファームの運動会的な要素が強い」
と、書いたけれど、違った。
正しくは「大魔神・佐々木さんとこの運動会」だった。
なんせ所有馬のシュヴァルグランとヴォルシェーブで
アルバートをサンドイッチする形でのゴールイン。
馬主としてまた一つステージが上がった気がする。
そういえば・・・
勝ったシュヴァルグランの「大魔神・福永・友道」のトリオって、
よく見たら秋華賞の時のヴィブロスの関係者ばかりじゃないか。
正式にはシュヴァルグランはヴィブロスの兄貴だから、
「大魔神・福永・友道・ハルーワスウィート」のカルテット(四重奏)だ。
にしても、恨めしいのは今日のルメールさんだ。
日曜は覚醒していて、朝から勝ち星をガンガン積み重ねていって、
ラジオNIKKEIのアナウンサーさんに
「神ってるルメール」と評されるほどの勢い。
このフレーズは「進撃の北村宏司!!」以来の
名セリフのような気もするけど、
とにかくメインレースまでに7勝。
結局最終も勝って8勝したし、
合計10レース乗って馬券にならなかったのは
アルゼンチン共和国杯のモンドインテロだけ。
結果的にこうなることがわかっていたら、
前祝いに近所のコンビニに走って、
お菓子と飲み物を調達してくる必要なんてなかった。
余計な出費だった(結局全部食べたけど)。
競馬ファンもさすがにルメールさんの快進撃は看過できず、
モンドインテロの単勝が売れまくっている。
いつの間にか一番人気だ。
ちょっと分不相応な馬券の売れ方をしていた。
そもそもシュヴァルグラン・アルバートが強いレースだから
この馬券の売れっぷりに嫌な予感がしたけれど、
「神ってるルメールさん」なら何とかなるかと願ってみた。
けれど・・・さすがに何ともならなかった。
道中は割りといい形でレースを進めていたように見えたけど、
さすがに直線での戦いになると、上位3頭に見劣った。
勝ったシュヴァルグランとは0.2秒、
2、3着馬からは0.1秒差だから小差と言えば小差だろうけど、
ハンデ戦であったことや枠の利を考えれば、
重賞ではわずかに足りないかもしれない。
もしくは2500mが気持ち長いのかもしれない。
今後モンドインテロの馬券を買う際には覚えておきたい事象だ。
にしても、勝ったシュヴァルグランは完璧な競馬。
スクリーンヒーロー、トーセンジョーダン、ゴールドアクターと、
このレースをキッカケにスターロードを歩み始めた馬は多い。
父ハーツクライの成長力を考えれば、今後もまだまだ楽しみになるし、
キタサンブラックへの雪辱もこの秋開催期間中に果たしてしまうかもしれない。
ジャパンカップか有馬記念かどちらを選ぶかは未定だが、
シュヴァルグランを軽視するには少々胆力が問われる事になりそうだ。