ニュースで見る程度の関心しか無い江戸川さんでも
女子レスリングの吉田沙保里選手の
敗戦は非常に残念だった。
決勝で負けて号泣している様子が繰り返し、
テレビでも流れていたが、
思わずもらい泣きしてしまったほど。
「オリンピックの魔物」なんて言葉も
取り沙汰されていたけれど、
真剣な勝負事には予期せぬことが起こるもの。
どんなに圧倒的な力を誇っていても、
確実に金メダルを取れる保証はないということだ。
競馬も当然同じで、
どれだけ人気になっても、
競馬に絶対はないということも改めて感じた。
とはいえ、
「オリンピックの魔物」ならぬ
「札幌競馬場の魔物」さえ邪魔しなければ
モーリスの勝利は揺るぎないものと思っていたもの事実。
なんせ乗り役は「魔法使い」とウワサの
「マジック・モレイラ」こと、モレイラ騎手。
「札幌競馬場の魔物」を退治して
秋を迎えて欲しいと思っていたものの、
どうやら「マジック・モレイラ」の魔法は、
北の大地の大一番ではイマイチ通用しなかったようだ。
やはり外枠発走になって、
折り合いに専念することを優先したのか、
位置取りが結果的に後ろめになってしまった感がある。
こればかりは仕方がないことだけど、
重馬場のしかも洋芝で
3~4コーナーでのあの位置取りはやや絶望的。
穴候補と見ていたハギノハイブリッドも
進路を確保出来ずに失速。全然ダメだ。
そもそもこの馬はモーリスよりも
もっと後ろにいた馬。
道中で馬券は諦めていたが・・・、
なすすべなく沈んでいくのは非常に切ない。
結果だけを見れば、
魔法を使ったのはモレイラ騎手ではなく、
ルメールさんの方。
やはりこの人の魔法は別格だ。
正直最初はネオリアリズムの事を、
モーリスのラビットなんじゃ・・・と疑ったが、
見事勝ち切って見せた。
やっぱり江戸川さんの目は節穴なようだ(泣)
結果的に堀厩舎ワンツー・フィニッシュ。
しかも小倉の北九州記念は
同厩舎のバクシンテイオーが勝っているから、
まさに今週は堀厩舎ウィーク。
いやノーザンファームウィークというべきか。
ちなみに2着になったモーリスは
今後マイルCSにするのか天皇賞・秋に向かうのかは
今のところわからないけれど、
軽い馬場で勝負出来るなら、
天皇賞・秋でも格好は付きそうな気はする。
ただ、必勝を期すならマイルCSかな。
モーリスにとって2000mは守備範囲だけど、
ベストディスタンスでない事ははっきりしたレースだった。