2016-05-15 恨み節を言いたくなるレース－ヴィクトリアマイル－

ミッキークイーンに跨る浜中騎手が今週から復帰。

復帰週にも関わらず、
土日で1鞍ずつ、重賞しか騎乗しないことが話題になっていた。

およそ3ヶ月ぶりの競馬になった
土曜日のメイン・京王杯SCではダッシングブレイズを4着に。

それなりに結果を出しているように見えた。

ただ勝負どころで一瞬前が壁になったり、
馬の力で最後も伸びてきたように見え、
「やっぱり勝負勘が戻ってないのかな…」
なんて思ったりもしたけれど、結果を見たら、全く関係なかった。

ストレイトガールが強すぎた(笑)

武さんのスマートレイアーが逃げれなかった段階で、
こっちとしては「話が違うじゃん」という想いに
苛まれなくもなかったけれど、

レッドリヴェールの石川くんも
無理に出て行くならひと声かけて欲しかった。

「無理にでもハナは譲りませんよ」って。

とはいえ、3角から4角にかけて、
先頭はレッドリヴェールからカフェブリリアントに。

珍しく福永騎手が積極的に乗っている。

ペースとしては前半の800mが45.7秒。
流れている。

ショウナンパンドラあたりは
やや仕掛けが遅れた感じもあるけど、
武さんのスマートレイアーは絶好の追い出し。

「武さん、勝つか！？」

と思っていたけど、
さすがに先行していた馬にはこの流れは厳しいモノで、
ウインプリメーラもスマートレイアーも
本命視していたマジックタイムも
完全に脚が止まってしまっている。

「あぁ…(マジックタイム)厳しいか…」


完全に馬券を諦めていた瞬間、
ストレイトガールが馬群の中から一気に抜け出してくる。

「あぁ…これは強いね…7歳とは思えんわ」
差はどんどん広がるばかり。

ミッキークイーンの浜中騎手が
怪我明けとは思えないくらいムチを使いまくっていたけど、
最後はショウナンパンドラにかなり詰められていた。

やはりミッキークイーンにとって、
マイルはベストディスタンスとは言えないようだ。


週中でストレイトガールを管理する藤原調教師が

「体調自体はいい。あとは1年たった分がどうかだな。
少女が大人になっていく過程は強いが、
この馬はすでに大人になっているから。
前走（阪神牝馬S＝9着）もその影響はあったように思う。
それでも今回の条件自体は合っているので…」
と、泣きのコメントを入れていた。

これはクサイなと思って買い目には入れたけど、
はっきり言って、こんなに強いなんて誤算だった。

引退する予定だった馬を現役続行させて
G1まで勝たせたわけだから、馬主さんの慧眼には恐れ入る。

いや・・・

もしかしたらレッドリヴェールの石川くんや
カフェブリリアントの福永騎手が
いつも通り武さんに逃げさせていれば結果は違ったのだろうか。
スローペースになって、キレ脚勝負になって・・・。

ああだこうだ言ってみても仕方がないのだが
馬券が大きく外れた以上、恨み節は尽きない・・・。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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