2016-05-08 デュランダルの再来を期待したレース－NHKマイルC－

「メジャーエンブレムが勝つ」
って決めないと馬券が買えない。

難しいレースだから江戸川の○から買おう。
外国人騎手（デム、ルメ）だけ買えばいいよ。

と、江戸川さん周辺の馬友たちは好き勝手に放言している。


マイルG1とはいえ、これまでの臨戦過程はバラバラ。

いずれもクラシックを早々に諦め、
ダートや短距離などで勝ち上がってきたメンバーが
例年顔をそろえるのがNHKマイルカップ。

競馬スピリッツの他の予想家さん達も仰っているけど、
かなり難解な1戦だ。

とはいえ、江戸川さんの本命・ロードクエストは
案外あっさりと決まったのはここだけの話。

レース考察でも書いたように、
クラシックを目指していた馬と、
NHKマイルカップを目指していた馬では
地力が違う可能性が高い。

距離適性やコースの得手不得手が出てくるのは、もう少し先の話で、
現時点の3歳馬は適性などを重視し過ぎるするよりも、
元々の身体能力に重点を置いてみた方が無難。

自身の小中学生の頃を思い出して見てもそうだが、
足の早い子はある程度長い距離を走らせても、常に上位にいた。

長い距離・短い距離の適性が現れるのは、
体が成長して大人になる高校生や大学生になってから。

マラソンの高橋尚子選手だって、
頭角を現したのは、大学生や社会人になってからだった。


つまりこの時期の3歳馬は成長途上で、
それこそ心身のバランスの均衡が不安定。

結果が出ていないとはいえ、
能力の高い馬が揃うクラシック戦線を戦ってきた馬が
例年このレースで好走すると見立てていた。

その観点でみれば、
「超」のつくハイレベルなクラシック路線を戦って
上位争いしていたロードクエストに本命を打つのはある意味での必然。

自信の本命だったが・・・


「あ、折り合いやがった。」

好スタートを切ったメジャーエンブレムに
目論見通りシゲルノコギリザメが
もっと競りかけていくのかと思っていたら、
意外と大人しく番手追走を選択。

「これが天下のサンデーRの政治力か・・・」
とか、くだらないことを考えていたけど、
最初の600m通過が34.3秒という数字を見た時に、

「クイーンカップの時より0.1秒早い！」

思わず興奮してしまった。

想定通りの早い流れ、
しかもあのクイーンカップの時よりも早い。

「これは垂れる！」


ロードクエストには絶好の展開だった。

クイーンカップの時よりもメンバーは強くなっているし、
メジャーエンブレムとて安々と都合よく
逃げきれるわけではない。

「池添！！デュランダルを思い出せ！」

往年の名追い込み馬を引き合いに声援を送るも、
テレビ画面に映るのは手応え抜群のメジャーエンブレム。
坂の途中でもまだ追ってない。


「あれ？…残る？」

一転して、デュランダル…
じゃなかったロードクエストは大外一気を敢行。
届くかどうかギリギリの位置取り。


「あああああっっ…」


もう声にならない声を出していたが、
結果的に勝ったのは直線も余裕の表情で駆け抜けた
メジャーエンブレム。

ロードクエストはわずかに3/4馬身足りなかった。


いや、仮にロードクエストが勝っていたとしても、
メジャーエンブレムは無印。
大して収支には影響はなさそうだ。

メジャーエンブレムの強さを警戒していながらも、
あえて無印にしたわけだが、
こればっかりは先週のキタサンブラックと一緒。

全くもって見る目が無い。節穴だ。

力なくPATの画面を閉じようとしていたら、
◎ロードクエスト－△レインボーラインのワイド馬券が
的中していたことに気づく。

しかもワイドで35倍も付いている。

「よっしゃぁぁぁ ！！」


思わぬ（？）配当を手にし、気分は完全復活。

小気味良く各地の最終レースの馬券を
いそいそと買い始めるのだった・・・。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
「勝つ馬」ではなく「負ける馬」から選ぶをモットーに
独自の予想を繰り広げ、高配当の的中レースを量産中！
初心者では目の届かない見落とされがちな馬を選び、的中に導く予想は見事なもの！
もちろん全て無料で見られます！