2016-04-17 サトノダイヤモンドにトラウマを感じたレース－皐月賞－

皐月賞前夜、
馬友達と本命馬について語り合ったが、
やはりここでも「3強」の勢力図は変わらない。

一度弥生賞で顔を合わせている
マカヒキ・リオンディーズ支持派は
熱い議論になる傾向なのは当然だが、

皐月賞出走メンバーの中でナムラシングンとしか
手を合わせた経験のないサトノダイヤモンドに関しては
やや議論が空回りしがち。

そういえば、週初めのレース考察の中で、
「サトノダイヤモンドはこれまでの3戦で戦ってきた相手に
皐月賞まで駒を進めた馬がいない」
と、偉そうな事を書いていましたけど、
これは誤りでした。

ナムラシングンがいました。
謹んで訂正致します。

それでもサトノダイヤモンド支持者は
サトノダイヤモンドの勝利を信じて疑わない。

「サトダイさん（サトノダイヤモンドの事）の相手探しのレース」
「ルメールがレース後に謝るよ、2馬身しか離せなくってゴメンって」
「サトダイさんの目標はお父さん（ディープ）を超えること」
「1.57.8で駆け抜けるよ（笑）」

名（迷）言がいくつも飛び出してきたが、
とにかくレース後に名言になるか迷言になるかが決まる。

江戸川さんとしてはレース考察にも書いた通り、
サトダイさんには先週のメジャーエンブレムの影響で
トラウマを感じてしまっている。

弥生賞組の活躍を信じて疑っていないだけに
どのような結果になるか、楽しみにレースを迎えたが・・・。

1000mの通過が58.4秒。

江戸川さんの本命リオンディーズが2番手の競馬で、愕然。

早い早いとは思っていたけど、1000mが58.4秒って・・・。

「石川くん、早すぎるっ！！！止めて！！（涙）」
と、思わず悲痛な叫びをしてしまう程のペース。

4コーナーで
外からスルスルとサトダイさんがやってくる。

まさにディープインパクトの皐月賞を髣髴とさせるマクリ。

「サトダイさんが勝つか！！」
と一瞬思ったが、

想像以上に踏ん張るリオンディーズとエアスピネル。
やはりこの2頭はレベルが高い。

展開の利か、脚が溜まっていた
サトノダイヤモンドが一瞬抜け出しそうな気配を見せた刹那、

大外から飛んで来る緑色の勝負服。


「？？？」


大外枠に入った事で完全ノーマークになった
ディーマジェスティという日高の馬が突き抜けた。

やや遅れて見慣れた金子オーナーの勝負服も視認できたが、
完全に何が起こったかわからなかった。

【共同通信杯勝ち馬】

確かに皐月賞を予想する上で
この上なく重要な要素であることはすぐに合点がいったが、
こんな結果になって正直拍子抜け。

当然3強はもちろん、5番手くらいまでに入線した馬は
超ハイレベルなレースを展開した。

勝ちタイム1.57.9は、3年前のロゴタイプより0.1秒早く、
コースレコードよりも0.1秒遅れただけ。

改めて世代レベルの高さを証明した。

馬券が取れなかったのは非常に残念だが、
日高の馬が皐月賞を制したのは
12年のゴールドシップ以来、4年ぶり。

オーナーはホエールキャプチャでお馴染みの嶋田賢氏。

社台・ノーザンが主流になっている今の競馬界において、
日高の馬が一矢報いた格好。

これはこれで嬉しい。

リオンディーズは結果的に降着になったが、
強い競馬をしたことは間違いない。

ダービーでの巻き返しに期待したい。

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