2016-04-10 オークスでは2強になるレース－桜花賞－

日曜の福島9レースで藤田菜七子騎手が
JRA初勝利を上げた。

スタート直後から積極的に押し出していって、
4コーナーでは楽な手応え。

もう藤田菜七子騎手が生まれる前から競馬を見ていた
お兄さん（あえてオッサンとは言わない）である江戸川さんは
もうここで勝利を確信。

「良かった、良かった」と、思わず涙ぐんでしまった（笑

週初めからここで勝てないと厳しいと思っていたし、
散々確勝級と持て囃されていたから
彼女自身、今回の勝利で肩の荷も降りたろう。

今週火曜日には金沢、水曜日には船橋でも競馬に乗る。
しっかり経験を踏んでいいジョッキーになってほしい。

それにしてもひな祭りの日に川崎でデビューして、
桜花賞の日に初勝利を上げるなんて、
競馬の女神様に愛されているとしか思えない。

さて、その桜花賞は下馬評の段階で
メジャーエンブレム、シンハライト、ジュエラーの3強状態。

どんな競馬を展開するのか楽しみにしていた・・・。
そしたらまさかのメジャーエンブレムが 逃 げ な い 。

確かに人気薄の陣営が色気を見せて、
思いっ切り何頭か前に行ったせいで、
結果的にメジャーエンブレムのルメール騎手は
控える判断をしたんだろうけど、
最大の不運は直線での不利だろうか。

馬群から抜け出るタイミングで、
前にウインファビラス、横にラヴェンダーヴァレイと
なかなか進路が確保できず、馬体をぶつけあいながら、何とか先頭へ。
ここでかなり消耗したように見える。

この辺りまでは地力の違いを感じ取ったが、
さすがに桜花賞レコードに0.1秒差まで迫るようなペースだと、
前めで追走していた分、最後は苦しくなったか。

後ろからやってくるシンハライト・ジュエラーに
抗う余力は残っていなかったようだ。

一瞬シンハライトが先着する動きを見せたものの、
最後はジュエラーが僅かに前に出て優勝。

ヴィクトワールピサ産駒初のG1＆重賞勝ちを達成。

最近苦戦が伝えられていた社台ファーム生産馬が、
久々にビッグタイトルを手にした。

ディープインパクト産駒に競り勝つ
ヴィクトワールピサ産駒なんてかなり胸が熱いが、

ジュエラー・シンハライトとともに、
距離が伸びても大丈夫な印象があるだけに、
オークスではこの2頭の対決がメインになりそう。

血統的にはシンハライトに逆転のチャンスがアリ・・・かな？

とにかくオークスはこの2頭を中心に、
今回見せ場のなかった
デンコウアンジュ・レッドアヴァンセあたりの
大きな奮起に期待したいところだ。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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