2016-04-03 「ゼロ～♪」になったレース－産経大阪杯－

「◎ラブリーデイ－○アンビシャスは鉄板だと思ってますよ」

馬仲間と都内某所に夜桜を見に行った江戸川さんは不意にこう呟いた。

鉄板とは、

◎ラブリーデイ
○アンビシャス の事。

レース考察に出していたとおり、
あくまでも本線は◎ラブリーデイ－○アンビシャス。

◎ラブリーデイは適条件だし、
○アンビシャスはドバイに向けて調整していた馬。

この2頭の鉄板レースと信じて疑っていない江戸川さんだが、
どうしても欲が出てしまう。

競馬スピリッツにはラブリーデイの単勝と
◎ラブリーデイ－○アンビシャスを出したが、

もし3連単で買うならということで
相手を絞った上で▲タッチングスピーチとした。

「◎ラブリーデイ－○アンビシャスだけで十分」と

最初は勝手に信じていたが、
前走の京都記念を見る限り直線では大きく外に振られたり、
進路を途中で塞がれたり、散々な競馬だったけれど、

54キロの斤量を活かして
早めに捲っていく競馬が出来れば面白いと思い、
▲でタッチングスピーチをチョイスした。
（もちろんオッズも重要な要素）

でも現実は甘くはない。

穴候補のタッチングスピーチなんて終始空気だった。

1コーナー。

ノリさん得意の後方ポツンを懸念していたけど、
積極的に前に行く作戦に一安心。
（やる気のあるノリさんでよかった）

ただし、逃げは武さん。

「要注意だね～」と思っていたら、

1000mの通過は1.01.秒。
やっぱ武さんのペースでレースは進んでいる模様。

これを見越してノリさんも前に行ったか。


3～4コーナー。

江戸川さん、ラブリーデイの位置を見て思わず驚愕。

「アレ？チョット後ロ過ギマセンカネ・・・」

先行粘り込みが上策のラブリーデイなのに
そんな差し馬みたいな動きして大丈夫なのだろうか。


4コーナー～直線。

インを狙うラブリーデイ。

その前に優勝争いから脱落してくるヌーヴォレコルト。

進路が塞がるラブリーデイ。

絶句する江戸川さん。

PAT残高「ゼロ～♪」は確定的。
この時に死亡を確信。

前方に目をやれば、キタサンブラック武さんと
アンビシャスノリさんの叩き合い。

10数年前の競馬を見ているようで、
（馬券が外れて）気は重いが胸が熱い。


ゴール後、ガッツポーズを決めて嬉しそうなノリさん。
会心の好騎乗だった。

前走の中山記念で一緒に走った2頭が
世界トップレベルの走りを見せていただけに、
負けられない1戦だったことを考えれば
それなりにプレッシャーもあっただろう。

そして、2着のキタサンブラックは今回もしっかり展開が向いた感じ。

次は天皇賞・春だろうが、
今回のようなペースで逃げられればそれこそイングランディーレや
ビッグウィークのような活躍ができるかもしれない。

ラブリーデイは58キロと道中の位置取りでやや苦しくなった印象。

（気のせいかもしれないが）
衰え…もあるかもしれない。


とにかく新年度一発目から
PAT残高「ゼロ～♪」の憂き目にあったことは痛恨の極み。

来週の桜花賞は前々から言っている通り「3強」。

何とか堅実に当てておきたい・・・。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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