2016-03-27 ​「ゼロ～♪」は避けられたレース－高松宮記念－

「馬場は生き物」とはよく言ったもので、
最終週の1000万下のレースでこれまでのレコードを
0.6秒も更新する1.07.4で決着。

人気薄のシゲルチャグチャグが
あれよれよと逃げ切ってのものだが、
日曜日の芝も午前中は前に行った馬が有利な馬場状態。

週中には1月にBコースが使われているから、
「馬場状態は決して良くない」
みたいな事を語っている調教師さんも居たけど、
土曜日に更新されたレコードが
翌日の日曜日にも更新される始末。

完全にG1仕様の超高速馬場へと変貌している。

とにかく道中ではインにいて、
ちょい差しできる脚力が無いと上位には入れなさそうな印象。

競馬スピリッツに出していた予想で、

◎ミッキーアイル
○ハクサンムーン

としていたけれど、案外悪くない手に思えてきた。

今週こそは「ゼロ～♪」っていう
夜のニュースの番組のアイキャッチと音楽が
頭の中をグルグルする事態は避けなければならない。

オッズも割れているし、
案外美味しい配当にありつけるのではないかと
ドキドキ・ワクワクしてレースの時を迎えた。

好スタートを切ったのは
「Wユウジ」でお馴染みの中井騎手が跨るローレルべローチェ。

まぁここは覚悟を決めて、
特攻するのはわかっていたからそれはいいとして、
ハクサンムーンもミッキーアイルもそれについていく形。

「おっしゃー！イケー！！」

レース考察に書いていたとおり高松宮記念は例年、
4角3番手と外枠がキーポイントなレース。

本命対抗を打った2頭は完全に4角3番手以内にいる。

頭の中は勝手に「確定」の文字がよぎったが、
画面左上に出た前半600mの数字を見て戦慄した。

32.6秒。

衝撃の時計に思わず、
体の中からいろんなモノが出そうになった。

来週から念の為にパンパースを履いて、
競馬を見なきゃならんほどのダメージだ。

伝わりづらい表現だが、とにかく驚いたということだ。

この大暴走ペースでは、
マイル経験のあるミッキーアイルは別としても
ハクサンムーンは最後まで脚が持たない。

もう江戸川さんの馬券で望みがあるのは、
厚めに買った単複と馬単・ワイドだけ。
大儲けは無理そうだ。

前半の暴走ラップを引っ張った
ローレルべローチェ・ハクサンムーンは
坂を登り切った所で早くも脱落。

馬群からミッキーアイルが抜け出す。

とにかく「ゼロ～♪」の事態は避けたかったから、
「松山くん！ミッキー！」と、
悲痛な叫びを上げるしか無かった。

ゴール寸前、
江戸川さんの命運を握る
ミッキーアイルに襲いかかる黒い帽子。

「誰・・・？ビッグアーサー！！！」

さすがにマイル経験のあるミッキーアイルでも、
このハイペースでは食らいつくのがやっと。

約1馬身離されて2着を確保。

ビッグアーサーはこんな高速馬場になることを
全く想定してなかったから、無印扱い。

勝ちタイム1.06.7は
これまでのコースレコードを1.3秒も更新する内容。
もうお手上げだ。

PATの残高「ゼロ～♪」の事態は避けられたが、
それにしてもこんなに消極的な的中は無い。

せっかく地方競馬スピリッツで出していた
浦和桜花賞で儲けた分が半分以下になってしまった。

こうなったら、
今週水曜日の川崎・クラウンカップで
今日の損失を補填するしかなさそうだ。

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