2016-02-28 4歳馬の強さを認めるべきだったレース－中山記念－

とにかくドゥラメンテをどう扱うか。
この事に囚われた1週間だったと思う。

競馬予想業界も真っ二つ。

「ドゥラメンテは強いから馬券買ってもへーきへーき」派
「ドゥラメンテなんて不安要素多すぎだろ？様子見する」派

主にこの二派に分かれていたように思う。
江戸川周辺の馬仲間もそんな感じだった。

しかも競馬スピリッツの主要予想陣も
綺麗に旗色が分かれていたし。

栗山さんと虎石さんがドゥラメンテ派、
ハンターさんと江戸川さんが非ドゥラメンテ派。

特に江戸川さんの場合は、
レース考察の段階で、

「アンビシャス－イスラボニータ」
または「アンビシャス－リアルスティール」のワイドで
4倍つく方がお得な気がしてならないと言い放った後、

馬スピ特報部分で

「アンビシャス－イスラボニータ」のワイドだろう。
前日発売のオッズでも5倍程度の配当が見込まれている
と、したり顔で馬券を買っている。

想像以上に倍率がいい組み合わせになったので、
お昼前くらいから機嫌がいい。

仮にドゥラメンテが圧勝したとしても、
「アンビシャス－イスラボニータ」のワイドで
5倍もつくのだから嬉しくてしょうがない。


・・・。ただ。

もしドゥラメンテが圧勝して、
本命のアンビシャスが2着か3着だった場合、
どれくらいのオッズがつくんだろう。

それがふと気になって、レース直前に
「アンビシャス－ドゥラメンテ」の
ワイドの倍率を調べてみると・・・

なんと3倍前後。

週初めに想定していた
「アンビシャス－イスラボニータ」の
オッズとそう差がない。

しかも本当に強い2冠馬で
重賞にめちゃくちゃ強いデムーロ騎手が乗っている
絶対的な安心感も加味すれば、
「アンビシャス－ドゥラメンテ」の
ワイドで3倍は得なのではないか。

もしかして、いやもしかしなくても、
「アンビシャス－ドゥラメンテ」のワイドを買うのが
実は案外お得でしかも賢かったんじゃないか。

何事も極論に走るのは決してイイことは無く、
「ドゥラメンテは強いから馬券買ってもへーきへーき」派
「ドゥラメンテなんて不安要素多すぎだろ、様子見する」派の
意見を集約した折衷案で
馬券を買えばよかったんじゃないかとレース直前で自問自答。

セコい、どっちつかずと言われても、
とにかく的中すれば正義なのだし。。。

そんな複雑な胸中で迎えた中山記念は、

「やっぱりそうなったかぁぁぁぁぁぁ！！！」

勝負どころで、対抗評価のイスラボニータの手応えが怪しくて、
そんでもってアンビシャスとドゥラメンテの手応えが抜群で、

レース直前に、
「ドゥラメンテは強いから馬券買ってもへーきへーき」派

「ドゥラメンテなんて
不安要素多すぎだろ、様子見する」派の折衷案で
馬券を買えばよかったと思ったりした段階で、色々終了。

そもそも勝ちタイムの1分45秒9もここ10年で一番のタイム。
あのヴィクトワールピサが58キロで圧勝して、
その後、ドバイWCを勝った時のタイムより0.1秒も早い。

恐れ入りました。
素直に4歳馬のレベルの高さを認めるべきでした。

レース考察の段階で触れていた
「アンビシャス－リアルスティール」のワイドにしておけば、
こんなに財布が軽くなることなんて無かったでしょうに。

来週の弥生賞も実質3頭立て・・・
この負債をどう返していくか。

今から思案するとするか。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
「勝つ馬」ではなく「負ける馬」から選ぶをモットーに
独自の予想を繰り広げ、高配当の的中レースを量産中！
初心者では目の届かない見落とされがちな馬を選び、的中に導く予想は見事なもの！
もちろん全て無料で見られます！