2016-01-24 30年連続の重賞制覇を決めたレース－AJCC－

AJCCの馬体重が発表される前までの人気争いは、
ディサイファとサトノラーゼンの一進一退。

しかしディサイファの馬体重が
＋12キロと表示されてから
じわりじわりとサトノラーゼンに票が集まり始める。

セントライト記念、菊花賞と結果は出ていなかったが
やはりドゥラメンテのダービー2着の実績は
多くの競馬ファンが無視できなかったという事か。

個人的には「古馬と初対戦」「京都新聞杯のレベルの低さ」
という要素に大きな不安を持っていたので△評価まで。

あまり信頼していなかったが抑えた程度の扱い。

正直なところ＋12キロという事実はあっても
そこまでディサイファは太く見えなかったし、
むしろ堂々とした佇まいに頼もしさすら覚えた。

この馬に本命を打ってよかったと思えるものだ。

レース展開は江戸川さんが思っていたように
スズカデヴィアスが逃げる展開。

しかもペースはゆったり目？うーん平均？
見た感じ昨年クリールカイザーが逃げ切ったような
前目にいないと厳しい展開に個人的に写った。

4コーナーを回って徐々に隊列は詰まってくるが、
本命視したディサイファが手応えたっぷりに
先頭に襲い掛かる。

「これは武さん勝ったな、しかも楽勝」
そういえば、このレースは武さんのデビュー以来
30年連続の重賞制覇がかかった力の入った一戦だったっけ？
そんな事を考えていたら、
ディサイファは直線を抜け出し、
いつの間にかセーフティーリードを確保。

逃げ粘っていたスズカデヴィアスを
スーパームーン、ショウナンバッハあたりが呑み込む。

「これは俗に言う＜ヒモ抜け＞ですな」
手元にあるディサイファの単勝馬券しか
現金化されない虚しい結果に出てくる言葉は少なかったが、
30年連続重賞制覇を決めた武さんの笑顔を見ていたら
割りとどうでも良くなってしまった。

（いや、良くなっちゃいけないのだけど…）
東海Sは大きく外れるし、
AJCCもヒモ抜けという恥ずかしい結果。

競馬スピリッツに勝負レースとして出している
中山12Rも奇しくも本命は武さんの馬。

今週AJCCを含めて4勝。

中山最終レースも勝つことが出来れば5勝。

今年はリーディングジョッキーの座を狙える位置にいる武さん。

ディサイファもドバイへ向かうようだし、
年明けから景気のいい人馬にもっと期待を込めて
馬券をがっつり買えばよかったと後悔するばかり。

そして今、このレース回顧の原稿を書きながら、
中山最終の武さんの馬に全力投入。

果たしてどんな結末を迎えているか・・・。
この原稿が世にでる頃には結果が出ているはずだ（笑）

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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