2016-01-17 半分正解で半分不正解なレース－日経新春杯－

思っていたのと違うような、そうでないような。
今、漠然と日経新春杯の結果を見ながらそう思ってしまっている。

とにかく想定とは違う△◎○で決着したものの、
競馬スピリッツに出している予想は的中。
結果オーライとかいうやつだ。

展開がスローになるのはレース前から確信めいたものがあったが、
まさかダコールが逃げる展開になって、
しかも道中ではメイショウウズシオがそのダコールを一気にまくって
レースを牽引する羽目になろうとは夢にも思わなかった。

しかもそのメイショウウズシオは大きく後続を突き放し、
あわや逃げ切ろうかという構え。

「おいおい大丈夫かよ…」

○サトノノブレスの位置取りには頷けるものがあったが、
◎シュヴァルグランのポジショニングには
不安が残るものがあったのも事実。
少々、メイショウウズシオとの差が開きすぎているように見えた。

特にレーヴミストラルに関しては4コーナーでも最後方。
完全にノーチャンスに見えた。

それでも江戸川さんの想定を狂わせたメイショウウズシオは
最後の直線で前半の無理が祟ったか、早めに沈没。

豪脚一閃・メイショウウズシオを駆逐したのは
ノーチャンスと勝手に断じていたまさかのレーヴミストラル。

同世代とはいえ、シュヴァルグランより2キロも重い斤量を背負っている
レーヴミストラルを軽く見てしまった。

こんなに切れる脚を持っているなんて。。。
これは正直な感想だ。

2着に滑り込んだのは◎をつけたシュヴァルグラン。

古馬重賞初挑戦で2着は立派だが、
勝ち馬との斤量差やタイム差を見る限り、
まだ力差があるのは明らか。
今後のシュヴァルグランの成長力に期待するしかない。

そして3着に残ったサトノノブレスは
なんとかダコールを交わしたものの、
最後はシュヴァルグランに先着を許す形に。

復調気配は感じるものの、詰めが甘い印象を拭うことはできず。
戦前に池江調教師が難色を示していたように
58キロが最後は響いた印象だ。

斤量の不利がこれからも続くようなら
サトノノブレスにとっては受難の日々が続きそうだ。


馬券的には的中も出たし利益も出たわけだから、
全く問題は無いものの、
なんとなく釈然としない結果に終わったのも事実。

シュヴァルグランとレーヴミストラルの
力関係をもう少し上手く図ることができれば
もう少し少額で利益を出せていたかもしれない。

ここは率直に反省すべき部分だ。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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