2015-12-13 1頭だけ強さが目立ったレース－阪神JF－

確かに2歳の若駒だからしょうがない。
パドックでは落ち着きのない馬が多かったように思う。

その中でも1番人気のメジャーエンブレムだけは
悠然と歩いていたように思う。

今年はやや小ぶりな馬が多かったせいか、
494キロのメジャーエンブレムが
大きく見えたせいもあるだろう。

しかし他の牝馬とは一味違う雰囲気を
必要以上に醸し出していた事は間違いない。


そして他の出走馬との違いを見せつけるように、
果敢な逃げを見せるメジャーエンブレム。

いや果敢な逃げというか、
そもそも持っている性能が違いすぎるような気がする。

最初の600mの通過が35.8秒。

ペースは平均。気持ち早めくらいか。

一旦、ハナは奪われたものの、
最後の直線に向くと一気にスパート。

多少タフな馬場になったのが影響してか、
後続の馬でメジャーエンブレム並の脚を使えている馬は
残念ながらいない。

独走。完全に力が違ったようだ。

長めの距離の経験があったウインファビラス、
脚を最後まで溜めていたブランボヌールの順に入着。

穴で狙っていた▲ペプチドサプルが4着に入ったものの
個人の馬券は結果的に大外れ。

本命視したクロコスミアはなんとかインを突こうとするも、
小柄な馬体が響いたせいか、思ったような伸びを見せず敗退。

結局、メジャーエンブレムの強さだけが
必要以上に目立ったレースだった。


今年の牝馬のレベルを見ていると、
正直、メジャーエンブレムは桜花賞まで安泰だろう。

ルメール騎手もインタビューで語っていたが、

「桜花賞まではいいけどオークスは長い」

この見立ては個人的にも同じ。

ダイワメジャー産駒という血の宿命か、
それとも脚質によるものか、

とにかく今後の成長次第だけど、
桜花賞まではしっかり馬券でお世話になろう。

逆に今日のレースで4着だったペプチドサプルは
メジャーエンブレムとは対照的に
オークスで見てみたくなった1頭。

マンハッタンカフェ×サクラローレルという
いかにも長い距離が向きそうな配合だけに
忘れずに注目しておきたい。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
「勝つ馬」ではなく「負ける馬」から選ぶをモットーに
独自の予想を繰り広げ、高配当の的中レースを量産中！
初心者では目の届かない見落とされがちな馬を選び、的中に導く予想は見事なもの！
もちろん全て無料で見られます！