2015-12-06 ​ノーゲーム扱いしたいレース－チャンピオンズC－

嫌な予感はしたといえばした。

コパノリッキーが逃げるのか、
それともコーリンベリーが逃げるのか、

第一コーナーのポジション争いに注目していたら、

外からパートンが乗る香港馬ガンピットと
穴漢ボウマンの乗るクリノスターオーが
思いっきりコパノリッキーに競りかけている。

日本には武さんが乗る逃げ馬には
競りかけていはいけないという

暗黙の（？）ルールを知らない外国のジョッキーが、
道中コパノリッキーに
不必要なプレッシャーを与えている。


本命を打ったホッコータルマエの位置取りはまずまず、
それでも7枠発走が響いてか、
外々を回らされているのは非常に気になる所。

「あー、これは嫌な予感」

そんな悪寒に襲われていたら、
1000mの通過が1.00.2との表示が。

「早い」

いくら前が有利の中京ダートとはいえ、
この数字はさすがに早い。

前にいる馬には厳しいペースだ。
しかも4コーナーを回った時には、馬群は密集状態。

大きく外に一瞬馬群がふれたために、
内側で時を待っていたノンコノユメあたりが一気に台頭。


坂を登りきって、
さすがにコパノリッキーは苦しそうだし、
ホッコータルマエも早めにコパノリッキーを捕まえに行ったが、

その間隙をついて、
コパノリッキーとホッコータルマエを呑み込んだのは

まさかのサンビスタ。

てっきり船橋のクイーン賞に向かうと
勝手に江戸川さんが思い込んでいたお馬さんだ。

「これは無理・・・」

たしかに昨年勝ち馬と0.4秒差の4着とはいえ、
今年は基本的に牝馬限定競走を転戦。

結果もまずまずといったレベルだし、
JBCレディスクラシックでホワイトフーガに
水をあけられているわけだから、はっきり言って信用度は低い。

本音を言えば、
やり直して欲しいレベルのレースだ。

展開面も向いたとはいえ、
本当に強いのか抜群に中京適性が高いのか、
困惑してしまうレベルだ。

今後はどうするんだろう。

いまさらTCK女王盃に向かうとは思えないし、
やっぱり東京大賞典になるのだろうか。

角居調教師曰く

「繁殖入りに備えるつもりだったが、
東京大賞典も視野に入れる」

とコメントしたという話もあるが、
果たしてどうなるのか、注目しておきたい。


あと、一つ引っかかったのが、

デムーロ騎手が勝利ジョッキーインタビューで再三、
今回のチャンピオンズカップを
「ジャパンカップダート」と言っていた。

別にこの間違いを批判するつもりは毛頭ない。

チャンピオンズカップよりもジャパンカップダートの方が
しっくりくる気持ちは痛いほどわかるレースだからだ。

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