2015-11-29 ​夢も見れて、確信も得れたレース－ジャパンC－

一瞬、ペルーサで夢を見た。

4コーナーでゴールドシップと一緒に上がってきた時に

「ペルーサ！！！！」と叫んでしまった。

G1・6勝馬のゴールドシップと懸命に叩き合っている
ペルーサを見た時に、思わずウルッときてしまった。

「頑張れェェェ！！！」

とにかく昨日今日のレースを見れば、
内枠が有利なことはわかっていたし、
あんなに外を回されたなら、苦しいのもわかっていたけど、

若駒だった頃のあの豪脚を知っている人間なら、
ペルーサに期待しないわけがない。

「いっけぇぇぇぇ！！！」

そう叫んだ瞬間、外のゴールドシップと
内のミッキークイーンに挟まれるペルーサ。

「あ、終わった」

はい、ペルーサにロマンを見る時間は終了。

江戸川さんの福沢諭吉さんが
完全にJRAのものになった瞬間だ。

なんとなく分かっていたような気もするから
切り替えは早くしなければならない。


先頭に目を転じてみると、逃げたカレンミロティックを
早めに屠ったラブリーデイが先頭に立っている。

また「江戸川さんの○から流せば当たる」に
則ったパターンでレースが終わってしまう。

勝手な気ままな江戸川さんの馬友たちが
また不条理にも儲かってしまう！！

しかしそのラブリーデイに襲いかかるのが
内からするすると駒を進めるラストインパクト。
やっぱりムーアの豪腕は軽視できない。

菱田騎手も日曜日に特別戦を勝っていたけど、
まだまだ修行が必要なようだ。

ラブリーデイかラストインパクトか！

ファンの歓声でいっぱいのゴール前だったが、

最終的な勝者は
ラブリーデイの外から抜け出したショウナンパンドラ。

今年3度目の正直でラブリーデイを下し、通算GI2勝目を決めた。

今最も勢いのあるゴールデンサッシュの牝系出身。
父は言わずと知れたディープインパクト。

ラブリーデイ1強状態の古馬中距離路線だったが、
ショウナンパンドラが勝ったことで、
再び混戦状態になった印象は拭えない。

ラブリーデイ自身も結果的に早仕掛けになったものの、
負けて強しの内容だったように思う。

有馬記念に出てくるのかどうかわからないが、
もともと東京2400より中山2500の方が向いていると思っていたので、
暮れのビッグレースに顔を出すようなら買いたい。

ぶっちゃけた話、やる気があるかどうかわからない
ゴールドシップよりも有馬記念のタイトルに近い気がする。


暮れの大一番に向けて、
再び混戦状態に陥った王道路線ではあるものの、
ある種の確信を得ることが出来た今年のジャパンCだった。

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