2015-11-22 王者の地位を確立したレース－マイルCS－

なんと言うことか。

三連休という世間の浮ついた
雰囲気に押されて久々に買ったWIN5。

いきなり対象レース1つ目で大外れしてしまい、
（単勝1.8倍のエイシンアロンジーが飛んだ）

かなりテンションが下がった状態で迎えたのは
あまりにも個人的な事情すぎるけれど、

とにかくマイルCSで◎を打ったイスラボニータが
勝ち切ってくれれば収支は大幅プラス。

意気揚々と「下町ロケット」の放送時間を
迎えられるというものだ。

とにかくイスラボニータが少なくとも
3着に来てくれなければ、
色々と都合が悪いのもまた事実。


祈るような気持ちでレースを見ていたら、
スタートでやや立ち遅れるイスラボニータを視認。

「あっ、やばい」

率直にそう思ったが、
やはり王道路線で実績ある馬。

道中では徐々にポジションをせり上げている。
最内の経済コースを走り、虎視眈々だ。

京都外回りの特徴とも言えるが、
4コーナーでインがぽっかり空くその瞬間を
蛯名騎手は狙っている様子。

さすが一流騎手は判断が早い。
期待せずにはいられない。

とはいえ前半600mが34.6秒、中間800mは47.1秒。
これは明らかに緩いペース。

もしかしたらイスラボニータには
厳しい展開なんじゃないか。
位置取りが後ろすぎる。

届かない可能性がどんどん高まってくる。
もはや不安でいっぱいの最終コーナー。

もう「届いてくれ！」の想いでいっぱいいっぱい。

しかし不運は重なるもの。

ぽっかり空くはずのインに
ダイワマッジョーレ、ケイアイエレガントら
イスラボニータの前にいた馬が居座っている。

「もう3着でいい」

切れ勝負になっている中で
馬群を捌くロスを強いられているイスラボニータに
勝利を望むのはかなり酷なもの。

地力の違いで先頭に迫るイスラボニータだったが
その1馬身前にはピンク色の帽子が。

「モーリスか！！！」

外枠に入った事で1番人気を
イスラボニータに譲ってしまったが、
レースではしっかり逆転。

懸念された出遅れもなく、
外々を回されるロスもしっかり克服。
文句なしの勝利だった。

その頃、イスラボニータは
サトノアラジンに物凄い脚で迫られていて、
不的中の恐怖に晒されていた江戸川さんだったが、
最終的には何とか凌いでくれた。


結果的にイスラボニータとモーリスの差は約1.5馬身。

スタートの差が
そのままゴールまで埋まりきらなかったという
個人的な印象は拭えないけれど、
モーリスがマイル王者の地位を確立したのは間違いない。

ゴールドアクターといいモーリスといい
スクリーンヒーロー産駒の快進撃を
まざまざと見せつけられた格好。

お金は少しだけ戻ってきたものの、
なんとなく釈然としないマイルCSだった。

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