2015-11-01 遅くて困惑したレース－天皇賞・秋－

メインレースの約1時間前に行われた
東京9Rの精進湖特別は芝2000m。

まさに天皇賞・秋と同距離同コースのレースだけに
注目を集めていたけど、終わってみれば1000m通過が60.2秒。

前に行った人気薄のお馬さんたちで決まった凡レースだった。

「何の参考にもならん」

思わず手に持っていた競馬新聞を投げてしまうレベルだ。

グリーンチャンネルのパドック中継で解説者の方が

「ペルーサがエイシンヒカリを突っつく」

なんて話をしていたけど、
確かに同厩舎・同馬主のスピルバーグの連覇を手伝う為には

逃げるエイシンヒカリをペルーサが潰しに行って
ハイペースを演出し、スピルバーグが来やすい展開を
創りださなければならない。

確かにその為のペルーサ、その為の柴山だ。

ペルーサに色気があるのなら、
それこそ京都にいるシュタルケ騎手を
こっちに持ってくればいいだけの話だ。

本人も短期滞在で稼ぎたいだろうし。

絶妙なペースで逃げるであろう
武さんのエイシンヒカリを潰すには、
ペルーサもそれ相応の覚悟が必要だ。
（ペルーサが鉄砲玉扱いなのは心苦しいが）

ただ思ったのが、

「そもそも東京芝であの馬追走できるの？」

スタートに不安はあるし、
ズブいし、アテになる馬ではない。

解説者の話に疑念を抱いてレースを見てたら、
ペルーサじゃなくて、
クラレントがエイシンヒカリを潰しに行った。

「田辺様！！！」

江戸川さんお気に入りの田辺騎手のクラレントが
エイシンヒカリを潰しにかかる。

まさか武さんに鈴を付けにいったのは
外国人騎手でもベテランでもペルーサでもない
JRAの生え抜き。

まさに「関東のエース」に相応しき所業だ。

しかしクラレント－エイシンヒカリで隊列が決まると、
一気にペースダウン。

1000m通過が1.00.6。遅い。
なんなら9レースよりも遅い。

これはエイシンヒカリが残ってもいい展開だけど、
ひしひしと◎ラブリーデイの存在感を感じていた江戸川さんは
直線の入り口でラブリーデイの勝利を確信。

もはや2着以降にしか興味はない。


抜け出すラブリーデイを尻目には
後続に逃げていたクラレントを筆頭に

○アンビシャス、ステファノス、
△ショウナンパンドラが殺到。

「当たる！当たる！」と興奮していると、

抜け出してきたのはステファノス。

「は！？・・・邪魔すんなァァァァ！！！」

アンビシャスはやや足りず5着。


単勝とワイドのみの的中というしょっぱい結果に
落ち込むこと間違い無し。
京都メインでもトーセンスターダムから馬券を買って
外していただけにダメージがデカイ。

にしても、
今年の年度代表馬はラブリーデイでいいでしょう。
ジャパンカップも有馬記念も（出れば）たぶん勝つ。

何度も言うけど、
この馬がダービーでブービー人気の時に
☆印の4番手評価を付していた馬。

もうこの時の相馬眼だけが江戸川さんのプライドを
支えているといっても過言ではない。

そしてグリーンチャンネル解説者の中で
逃げる予定だったペルーサは7着。

この馬は距離がないとダメでしょう。

ジャパンカップなら面白いし、
ステイヤーズSとか天皇賞・春とかメルボルンCとかの
長距離路線を目指したほうが良さそう。

アンビシャスは斤量の恩恵を考えれば
少々力が足りない感じがする・・・。

タイムも1.58.4はかなり平凡。
1000万下の9レースよりも0.5秒しか早くないし。

この秋のG1はスローペースが目立つけど、
一体どういう状況なのだろうか。

困惑している。

とにかく火曜日のJBCに全力を注ぎたいところだ。

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