2015-09-27 20年ぶりの奇縁を感じるレース－オールカマー－

週中で降った雨の影響を
全く感じさせない中山競馬場の馬場。

今週からCコース施行とはいえ、
内枠絶対有利とはいえない状況。

中団あたりから差してきても
なんとかなりそうなイメージが終始ちらついた。

中山9レースの芙蓉Sで
馬連・ワイドをガッツリ購入し、
買い足した3連複まで当たってウキウキして、
10レースの外房特別に儲け分を投入。

ダンスインザムード産駒のサトノプレジデントの
複勝にドカンと賭けたら、大出遅れ。

とにかくひたすら柴山騎手と
相性の悪い江戸川さんである。
(今年の回収率8%)

しかも勝負レースとして出した神戸新聞杯でも
しょっぱい当たりしか手にすることができず
ひどく落ち込みながらオールカマーを迎えた。

先手をとったのは想像通りマイネルミラノ。
ここまではいい。

淡々としたペースで進んで1000m通過は1.00.8くらい。
まずまずいい感じのペースだ。
本命を打ったタマモベストプレイは中団あたりを追走。

これは来そうな雰囲気がするぞ～と、
ウキウキウォッチングしていたら、
3コーナー過ぎて津村騎手の手が動く。

「手応えめっちゃ悪いな…」

悪い予感は的中するもの。
早くも4コーナー手前で
本命タマモベストプレイは撃沈した。

先頭に目を転じてみると、
抜けだしたのは人気のヌーヴォレコルト。
中山記念を彷彿とさせるイン強襲だ。

「あ～やっぱ強いな～」と呆然と見ていると
ヌーヴォレコルト目掛けて
外から襲いかかる赤の勝負服。

「うわ、ショウナン(パンドラ)！」

どうやら宝塚記念3着はフロックではなかったらしい。

血統的に言えば、牝系は
中山2200を得意としているステイゴールドの一族。

そこにディープインパクト産駒特有の切れ味まで加わって
あっさりヌーヴォレコルトを出しぬいた。

牝馬のオールカマー制覇は97年のメジロドーベル以来、
ワンツーとなると20年ぶりとのこと。

調べてみるとその伝説的なオールカマーも
ヒシアマゾンが勝っている。

つまりこのレースを勝つ牝馬は
「名牝」と呼ぶに相応しいということか。

ショウナンパンドラはもしかすると
歴史的名牝に生まれ変わるかもしれない。

ディープインパクト産駒、
ゴールデンサッシュの牝系という血統面だけ見ても、
その資格は充分あるはず。

秋競馬の主役候補に躍り出てきたのは間違いない。

そして2着のヌーヴォレコルト。
前述したヒシアマゾンが勝ったオールカマーで
2着だったのがヌーヴォレコルトの
祖母であるアイリッシュダンス。

こればかりは奇縁という他無いが、
秋初戦なら十分な走りといえるだろう。

中山巧者・ロゴタイプの4着は完全に距離。

最後は脚が止まっていた。
2200は少々長かったようだ。

距離短縮してくるであろう次回は買いたい1頭だ。

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