2015-09-13 勢力図が見えたレース－セントウルS－

今週のセントウルSに関しては

◎ハクサンムーン
○ストレイトガール
▲バーバラ

と、少なめの印で勝負。

そもそも週初めのレース考察で
「馬券的には堅く決まるのではないか?
穴党の出番は今回は少なそうだ」
と書いていたが、見当違いもイイトコロ。

馬連でも万馬券。三連単だと40万馬券。
とにかく大波乱だった。

たしかに◎にしたハクサンムーンに関しては
「この馬は取りこぼしが多いのも事実。
(中略)ここはたたき台の可能性も高い」
と書いていたものの、◎に指名。

結果的には懸念していた
不安要素がかなり大きく作用した感がある。

ハクサンムーンは先を見越して控える競馬。
無鉄砲にハナを奪うスタイルは
完全に鳴りを潜めたか。

しかも「できれば逃げたい」と語っていた
ルチャドルアスールまで控えて、
無難なレースに徹する形。

その漁夫の利を得たのが、
今回逃げ勝ったアクティブミノル。

すんなり隊列が決まったところで、
前半600mの通過が34.0秒。
結果的に後半が33.8秒と
ペース的には平均といった感じ。

人気のハクサンムーン以外は
有力馬は後方からの競馬になっていたのも事実で、
ストレイトガールは外目を回らされ、
ウリウリは出遅れ。

アクティブミノルは展開の恩恵を
受けたことは間違いないが、
最後までこらえてみせた。

先のビッグレースへ向けて、
仕上げが緩めの実績馬が相手だったとはいえ、
最後まで我慢をし、

ハナ差で後続の追撃をしのぎ切れたことは
素直に評価していいだろう。
それにまだ3歳という年齢を考慮すれば、
伸びしろもいくらかありそうだ。

それにこのレースで
最も強い競馬をしたのは2着のウリウリ。
出遅れたことで
すぐにインに入れたのは想定外のラッキー。

結果的に不利とされた大外枠を克服して、
馬群を割って2着。
能力の高さはすでに証明されているし、
スプリンターズSでも人気になるのは間違いない。

レースには負けてしまったものの、
ディープインパクト産駒初のスプリントG1制覇に向けて
かなり視界の広がった1戦になった。

ストレイトガールも枠さえ克服していれば、
もっと違った結果になっていたはず。

スプリンターズSへ向けて、
この路線の勢力図は確定した。

ベルカントを始めとして
牝馬が中心のスプリンターズSになりそうだ。

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