2015-09-06 的中するもセンチメンタルなレース－新潟記念－

週中、久々に夏らしい瞬間になった時もあるけど、
秋雨前線の影響で週末は雨。

土曜から雨の影響が出始めて、
日曜の昼間には新潟で
テレビでも確認できるくらいの
雨粒が降り注いでいた。

「すごい雨。後ろから行く馬はムリだろうな」
というのが、正直な感想。

雨は止む気配がないし、馬場も良馬場から稍重へ。

芝のレースでは外を選ぶ馬も多くなってきた。

そもそも勝負レースで出した
平場のレースは縦目を食らうし、
小倉メインはブンブンブラウが全然駄目だし、
夏競馬も最後なのに比較的固いレースが多め。

新潟記念も期待しないで見ていたら、
マイネルミラノが番手、
アーデントがレースを引っ張るやや想定外の展開。

それでも先頭を走る
アーデントは1000mの通過が58.8秒。

マイネルミラノがおそらく59秒前半。

実質的にマイネルミラノの逃げは明白で、
時計は早目だけど、
力のいる馬場なのは見ていて想像がつく。

「これはもしかしたらあるんじゃないか？」と、
どきどきワクワクして4コーナーを回る。

「あー、これは来たな。儲かってしまったな」
とにかく複勝・ワイドが
基本の江戸川さんにとって、
とにかく大事なのは馬券になる相手。

「変なの来い！あ、印つけた変なの来い！」と、
意味不明な声援を送ってしまっていた。

そしたらやってきたのは
見慣れた金子オーナーの
勝負服とサンデーRの勝負服。

「金子服は？誰？誰？パッションダンスか！！！」
もう興奮していて
自分が印をつけた馬の事も飛んでしまっている。

△評価のパッションダンスは
道中マイネルミラノに近いところを走っている。

この夏の新潟で大ブレイクした
デムーロ騎手のさすがのペース判断。

やはりこの男のペースを読む力は
頭ひとつ抜けている。

完全にマイネルミラノの
勝ちパターンだったけれど、
最後はデムーロ騎手の腕が勝った感がある。

特にインタビューでも
「新潟は大好き」と彼は語っていたし、
来年も要注目しておいた方がいいだろう。

結果的に単勝・三連単は取り逃したが
(○マジェスティハーツはどこいった？)
馬単万馬券というホームランを
夏競馬最後にぶち当てることが出来た。

てっきり札幌記念が今夏最後の
デカイ当たりになると思っていたが、
土壇場で大きな的中を手にする事が出来た。

きっと先週行った
乃木坂46の夏の全国ツアー千秋楽効果
であることは間違いない(？)。

ということは、だ。

13日と22日に乃木坂46の握手会に行くから、
「その週も当たるに 違いない！」と
アホな妄想をしていたら、
漢・藤田伸二騎手、電撃引退の報。

フサイチコンコルド、シルクジャスティス、
ヒルノダムール・・・
数々の活躍馬に跨った暴れん坊が、
競馬界を去る。

スポーツ新聞の記事によると、
「日曜の札幌7R終了後、
JRAに騎手免許取り消し願いを提出。
検量室内でJRAの裁決委員に手渡した」とのこと。

この夏が最後と決めていたのだろう。

札幌最終日、最後の騎乗レースでの引退劇は
彼らしいといえば彼らしい。

夏の終わり、夜空に浮かぶ花火を見ながら
物思いに耽ってセンチメンタルになる
気持ちに近い何かがある。

「寂しいね。なんだか」

こうして江戸川乱舞の夏は
終わりを迎えたのでした。

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