2015-08-02 積極策に溺れたレース-アイビスサマーダッシュ-

アイビスサマーダッシュを目前にした
札幌メインのクイーンS。

競馬スピリッツに出していた予想は

◎2レッドリヴェール
○10メイショウスザンナ
▲1フーラブライド
△5フレイムコード
△6イリュミナンス
△3ブランネージュ

というモノ。

ここだけ見れば、
10頭立ての7番人気に○をつけている
勇気ある予想をしているわけだが、

出している買い目は
◎レッドリヴェールを頭にした馬券ばかり。

かろうじて◎－○のワイドを2点的中させたのみだ。

何かこう…
歯車が(いつものように)狂いかけた感じがしていた中で
アイビスサマーダッシュを迎えてしまった。

(小倉メインも全力でハズレた。
ゴーハンティングめ・・・)

アイビスサマーダッシュに話を戻そう。

実際のレースでは控えると思っていた
◎ヘニーハウンドが割りと強気に出て行ったのが
最も印象に残った。

外枠有利がセオリーの新潟直線競馬で
5枠8番と微妙な枠を引いたヘニーハウンド。

極端な内枠でなければ3着は外さないだろうという
見立てのもと馬券を買ったが、
あんな積極的に前に行くとは思わなかった。

正直瞬発力勝負になれば少々分が悪いと思っていたから、
それなりの位置にいて欲しいと願っていたが、
まさかの逃げ。

確かに好スタートを切れてしまったから、
そのまま行かざるを得ないのはわかる。

馬体もやや太く映ったから、
陣営からすればアイビスサマーダッシュが
勝負がかりじゃなかったのかもしれないが、

「そんなに積極的に行かんでも…」
という思いは拭えない。

しかも逃げたヘニーハウンド自身が
内から外へ向かってくる馬を
見事にシャットアウトしていたから、

外側で好スタートを切っていたベルカントは
馬群に揉まれることもなく、
ひたすら楽な競馬をすることが出来た。

邪魔するものは何もない、
ひたすら開幕週のきれいなコースの隅から隅まで
1000mをまんまと走りきった。

こんなはずじゃなかったのに・・・。

クイーンSと同様、
○をつけた馬に勝たれてしまった。

見えているのか見えていないのか、
まったく意味不明な結果だ。

(外れているから最悪の結果だけど)
勝ったベルカントは牝馬ながら、
朝日杯2歳Sに出走していたように、
若駒の頃から男馬相手に戦っていた。

当時から質のいいスピードを持っていたし、
短距離競走への適性の高さを噂されていた。

その下地があった上での有利な外枠スタート。

勝利の要因が元々重なっていたようだ。

今日の走りを見ても、
直線競馬への適性は相当なモノ。

リピーターが多いレースだけに、
来年以降も出てくれば要注意だろう。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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