2015-06-21 怒りが収まらないレース-函館スプリントS-

例年以上に芝を刈りこんで、
早い時計を連発していた土曜日の函館。
10Rの駒ケ岳特別ではレコードまで出る始末。
開幕週とはいえ0.7秒も更新している。
少々、脅威の数字だ。

今年の函館は例年重視される洋芝適性よりも
どれだけ早い時計を持っているかが重要視すべき感があった。
そんなワケでローブティサージュには
自信を持って◎を打てた。

器用な馬だし、多少時計が早くなっても我慢が利く。
スピードも十分ある、なんせG1馬なんだから・・・
と思って楽観視していた。

「穴で▲レンイングランドが来たら美味しいな」
なんて思っていたから、
複勝をちょこっとだけ買っていたけど、
結果的にこの馬に救われた。

夜のニュース番組のように
「0(ゼロ)～♪」となるわけにはいかない。
でもまさかあんな結果になるとは思っても見なかった(涙)
◎ローブティサージュは前に行く馬を見ながらの競馬。
やや空いたインに陣取り、虎視眈々とその時を待つ。
ジョッキーもタイミングを伺っているようだし、
流れも速い。

ますますローブティサージュには向いた展開になっている。
「これは当たる」となんとなく確信めいたものを感じたが、
この希望は絶望に変わる。

インを突こうとしたローブティサージュに
最内で逃げてきたフギンが垂れてきた。
「ふざけんなぁぁぁ!!!」
である。

もうローブティサージュは
外に切り返せるほどのスペースもない。
何も出来ない江戸川の本命馬がそこにいた。
残り1Fを残してジョッキーは追うのをやめた。
ここで無理して追っても1円にもならないし、
馬に負担がかかるだけだ。

後方からティーハーフが抜け出し、
アースソニックやレンイングランドが
ゴールを目掛けて一所懸命に走っている。
大波乱。

頭にはそんな想いも巡ったけれど、
「ハッ」とレンイングランドの
複勝を持っていたことを思い出した。
配当は1310円。

(複勝にしては)超大穴馬券をゲットしたが、
ちょっとしか買ってないし、
ローブティサージュのあの酷い競馬を
見せられた直後だったから
逆に腹が立ってきた。

ローブティサージュがまともなら・・・
もう悔しくて仕方ないし、
その勢いに任せて今も考察を書いている。

競馬だから仕方ないことだけど、
穴候補と見ていた▲レンイングランドや
△筆頭のティーハーフはしっかりと馬券になって
三連単94万円の高配当を演出していた。

とにかく腹も立っているし、そこへきて、
大本命と目していたゴールデンバローズ敗戦の報。
二度ある事は三度あるというが、
今週の本命だったローブティサージュの敗戦(1度目)、
ゴールデンバローズの惜敗(2度目)という事実を考慮すれば、
函館最終レースの自信の本命・スワーヴジョージを買うのも、
めちゃくちゃビビっている。

帝王賞で今週手にするはずだった
宝塚記念の軍資金を稼ぐことにしようか…思案のしどころだ。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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