2015-06-14 あの日を思い出したレース－エプソムC－

両メインで的中した今週の日曜日。

特に競馬スピリッツで勝負レースとして出した
マーメイドSは◎マリアライトで
複勝・馬連・ワイド2通りの的中。

思ったより配当がついてビックリ。

バウンスシャッセは牝馬で56キロと明らかに酷量だったし、
パールSでウインプリメーラに負けているのに、
なぜか人気を集めていたイリュミナンスや、

オークス4着なのに、
ハンデ戦49キロの段階で実力が「お察し」なアースライズが3番人気と
不可解な人気馬が複数存在していたおかげだろう。

ウハウハな状態でエプソムCに臨むことができた。

エプソムCは「超」堅く決まると思っていたから、
そこまで熱心に馬券を買っていたわけではないけど、
とにかく本命は武さんにエイシンヒカリ。

サトノアラジンとの一騎打ちだろうとは思っていたけど、
とにかくいい競馬だった。

スタート直後にゲシュタルトがガシガシ追っていって
「潰しに来やがった！」と思ったら、
武さんのエイシンヒカリが競りかけるとあっさり引く。

フェスティヴタローもやってきたけど、
競りかけるわけじゃない。

木幡＆カッチーによる
武さん親衛隊による隊列。

とくに速い訳ではない。

エイシンヒカリ絶好の逃げを援護射撃するような位置取り。

武豊という男の真骨頂は逃げにある。

楽逃げとは言わないが、天才ジョッキーを囲い込むように
ベテラン勢がこぞって逃げては、
若手ジョッキーは競りかけていきにくいはず。

フルーキー（北村宏）なんて
道中ちょっと遠慮しすぎた感があるし、
ヒラボクディープ（柴山）だって、
もっと積極的に乗っても良かった。

いずれにしても結果論かも知れないけれど、
ディサイファの四位騎手なんて、
遠慮してないから、大外を全力でぶん回してた。

それにしても強い競馬。

大逃げせずに馬群を先導して、直線で突き放す。

まさに「天才武豊」という会心の競馬だった。

さすがに最後はサトノアラジンに
差されるかと思ったけれど、あれをしのぎきるあたり、
「魅せる」ところも忘れない。

エイシンヒカリは
あそこまで追い詰められても
もうひと伸びしていた。

気性が心配される馬ではあるが、
その荒削りな性格がレースではいい方に向くのだろう。

今後はどのレースに使うのかわからないが、
レース後に武さんが
「秋には大きいところに行きたい」と
語っていたというから、
秋の最大目標は天皇賞・秋だろう。

「武さん×逃げ馬×天皇賞・秋」
もう、あの馬を思い出さざるをえないけれど、
エイシンヒカリには期待してしまう。

今年の天皇賞・秋はあの日と同じ11月1日に開催される。

「とにかく無事に」
そう思わずにいられない。

的中馬券を手にした心地いい週末でもあったが、
少しだけサイレンススズカを
思い出したセンチメンタルな週末でもあった。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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