2015-06-07 スクリーンヒーローにやられたレース-安田記念-

日曜は公約(?)を実行する日。
「2014年は乃木坂46の握手会に参加する」を
個人的に掲げていたが、まさに今日が決行の日。

いい年したおっさんが緊張しながらパシフィコ横浜に向かう。
その道すがら「あ、1レース買わないと」と
スマホで東京1レースの馬券を購入。

そして握手会会場に入場。

手荷物検査とか金属探知機とかで身の回りを調べられる。
別に怪しい物は何も持っていないけれど、
「わいはテロリストか！」と内心思いながらも会場入り。

ただ馬券を買ってしまった以上、
「ロッソマドンナが来たら大儲け」でワクワクが止まらない。

かわいいアイドルに会うよりも
馬券で儲かる方が幸せだ。

江戸川のPOG指名馬ロッソコルサが出走する
日曜の東京1レースは今日の隠れ勝負レース。

競馬スピリッツには勝負レースとして出さなかったけど、
ある意味安田記念よりも買いたいレースだった。

ロッソマドンナは小柄な馬でしかも今回が初ダート。

不安要素はあるけれど、
芝コースでも馬券に絡めるスピードを持っている。
(実際に何度か馬券になった)

脚抜きのいい今の府中なら・・・という思いで馬券勝負。
勝負レースとしては出せないけれど、
自分の中の会心の勝負レースだ。

的中した際の妄想に耽りつつ、
橋本奈々未のレーンに並ぶ江戸川さん。

端から見れば、ニヤニヤしながらスマホを見て、
アイドルの握手会会場に居るのだから気持ち悪くて仕方ない。

職質されて連れて行かれても何の抗議もできない。
「お巡りさん、コイツです」状態だ。

さて、馬券の中心に指名した
ロッソマドンナはスクリーンヒーロー産駒。
安田記念の中心であるモーリスと同じ父を持っている。

そのモーリスの強さに怯えながら、
予想で△に留めたのにはわけがある。
レース考察でも不安要素を

1）初の一線級古馬との対戦
2）左回りの実績なし
3）実績を出した戸崎騎手ではなく川田騎手が騎乗

こんな感じで指摘したけど、
実際、スクリーンヒーロー産駒が
これまで中央競馬三世代で上げた39勝のうち、
左回りでの勝利は8勝。

明らかに左回りでの成績が悪く、
しかもその8勝のうち芝での勝利は1勝のみ。

「2）左回りの実績なし」というのは
モーリス自身の不安要素だけでなく、
スクリーンヒーロー産駒そのものへの不安要素といえる。

そしたらやっぱり(？)ロッソマドンナ惨敗の報が
高山一実レーンに並ぶ江戸川さんの元へ届いた。
(実物の橋本奈々未は美しかった)

初ダートでも脚抜きのいい馬場なら、と思っていたが、
ロッソマドンナは16着。
もはや、適性があったのかどうか疑わしいレベルだ。

1レースから結構な被害を被ってしまったが
基本的にモーリスはこんな事情で疑ってかかっていた。

もちろんダービー卿チャレンジトロフィーの走りを見れば、
「G1でも…」という思いはあったけれど、

さすがに不安要素が江戸川の心の中で大きかったから
△までになってしまったけれど、

ペースもそこまで流れず、前目につけていたのもあってか、
追い出しは余裕を持って出来ていた。

川田騎手も自信を持って乗れたのではないか。

最後、ヴァンセンヌに詰め寄られていたけど、
それでも最後ひと伸びする余裕も見せていた。

とにかく強かった。

道中も少々引っかかっていたように見えたし、
まだまだ何もかも未完成のようだが、
それでもこの競馬が出来るのだから末恐ろしい。

牝系は由緒正しきメジロ牧場の名門牝系。
1930年に社台牧場が購入したデヴオーニアを基礎とする血統。
日本古来の一級の在来血統と表現してもいいだろう。

スクリーンヒーローというスーパー種牡馬と、
日本在来の血統の結晶であるモーリス。

まだまだ荒削りな部分もあるだけに
この辺りが完成されてくれば、
混迷を極めるマイル戦線を完全統一する日もそう遠くない。

にしても、今週はスクリーンヒーロー産駒にだいぶやられた。

これまで心の拠り所にしていた
スクリーンヒーロー産駒に対する見方の転換を
早急に迫られる日曜だった。

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