2015-04-26 潰し合っているレース－マイラーズC－

江戸川の予想はご存知のように
◎９フルーキー
○７フィエロ

同じ金子馬ということで
「勝負服の見間違いには気をつけないと」
と思っていた。

フルーキーからの馬券を買っていたし、
声を枯らしてフルーキーに声援を送っていたとしても、
それがフィエロだったとしたら格好悪い。

ただでさえ、男前の外見ではないし、
スリムでもマッチョでもない。
まともな格好くらいはつけたい。

だからせめて馬券でも当てたいところだけれど、
まさか金子馬に◎と○を打つことになるとは
思わなかった。

10年前ならいざ知らず、
主要路線は一口クラブが全盛。
今回の予想そのものが
少々勇気のいる冒険だったかもしれない。

レースはスローで進行。
前半の600ｍが35.3秒とゆったりした流れ。

ここまでは想定通りだったけれど、
フィエロの前にフルーキーがいるのは
想定できていたけれど、

４コーナーを回って、
イン突きしようとするフルーキーのスペースに
突っ込んでくるフィエロwith戸崎。

「なんで同じ馬主同志でやりあってんだよ」
もう一回外に振られるフルーキー。
強引にインを突くフィエロ。

もう勝利は望めない位置取り。
そしてその数馬身前に
どスローペースの立役者・サンライズメジャーが。

積極的な川須騎手の逃げ。
熾烈な中央４場で逃げたもんだから、
コチラが想像する以上のスローペースに
持ち込めたのかもしれない。

「後続には川須の馬なんて垂れてくるだろう」
ていう余裕もあったかもしれない。

それなら最初の前半の600ｍが35.3秒という
ペースも納得できる。
開幕週とはいえ２着を確保したのだから、
素直に好騎乗だったと認めたい。

それにこのペースで我慢して、
最高の瞬発力を発揮したレッドアリオンも
褒められてイイ競馬。

今のマイル路線のレベルを考えれば、
安田記念の筆頭候補に踊りでた
と言っても過言ではない。

モーリスという実力馬も注目を集めているけど、
今なら賞金で出走順位を下げられる馬も、
マイラーズＣにはたくさん出ていたし、
このメンバーの大半が安田記念に出てくれば…

中でも今回のレースで
それこそ32秒台の脚を使った連中は
間違いなく優勝候補。

レッドアリオン、フィエロ、
エキストラエンド、フルーキー・・・
ディアデラマドレなんて31.9秒の鬼脚。

何らかの影響があっても
おかしくないほどの勢いだった。

ヴィクトリアマイルに出てくれば、
それこそ無視は出来ない存在だ。

とにかく色んなことが再確認できたレースだけど、
フィエロに関して言えば、
フルーキーに邪魔されなければ、
違った結果になっていたかもしれないし、

フルーキー自身も
もう少し進路を早めに確保できていれば、
馬券圏内にはこれてきたはず。

いずれも金子馬同志で潰しあった結果。
もし自分が金子オーナーだったら、
「まじかよ、何やってんだよ…」と、
開いた口が塞がらない状態になっていたに違いない。

東京メインのフローラSも惨敗。
勝負レースも納得できるものではないし、
何の実りもない週末だった。

一つ言えるのは東京の馬場が、
「内が絶対有利」とは言い切れないほど、
フラットだったということ。

これがダービーへ向けて、どう変化していくのか。
ここが来週以降の分水嶺となりそうだ。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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