2015-03-15 非ディープなレース－フィリーズレビュー－

2011年にディープインパクト初年度産駒が
クラシックに挑戦してから今年で５世代目。

おそらく2011年に桜花賞を勝ったマルセリーナの時以来じゃなかろうか。

ディープインパクト産駒がこれほどまでに
クラシック戦線で注目されていないのは。

ディープインパクト産駒クラシック初挑戦の2011年。
震災で日本中大変だった頃。

当時の桜花賞を振り返ってみると
勝ったディープ産駒マルセリーナも２番人気。

だけど・・・
１番人気はクロフネ産駒ホエールキャプチャだったし、
３番人気はファルブラヴ産駒のダンスファンタジアで
４番人気はマンハッタンカフェ産駒のトレンドハンター。

11番人気のメデタシが４着に来て
これがディープインパクト産駒だった。

でもクラシックのような大舞台で
11番人気のディープ産駒って、存在自体今なら珍事だ。

しかし、今、クラシック牝馬路線は大変なことになっている。

２歳女王・ショウナンアデラ（ディープ産駒）は
今週、故障したことが発表され、全治半年以上。

先週のチューリップ賞もアンドリエッテがディープ産駒だっただけで
勝ったのはステイゴールド産駒のココロノアイ。
３着だってキングカメハメハ産駒だ。

マルセリーナ以来、
ジェンティルドンナ、アユサン、ハープスターと
桜花賞のタイトルを欲しいままにしてきたディープインパクトにとって
今年は正念場だ。

今週のフィリーズレビューだって、
勝ったのはクイーンズリングとかいうマンハッタンカフェ産駒。

そう、今年の牝馬クラシックで一強と噂される
ルージュバックと同じマンハッタンカフェの娘さん。

サンデーサイレンスが亡くなって
2009年に１度、リーディングサイアーに輝いたことがあるけれど、
いまだにクラシック戦線で
台風の目になりそうな馬を出すのだから大した種牡馬だ。

マイナス20キロをモノともせず圧勝したわけだから、
態勢を一度立て直せば、桜花賞でも面白い存在になるかもしれない。

昨日のアネモネＳではディープ産駒が
ワンツー決着していたけど、あちらは１勝馬同士での争い。
少々格下に見なければならない。

期待していたダノングラシアスやコートシャルマンは
少々、底が見えてしまった感じが拭えないけれど、

桜花賞に向けて見直したいのは、
むしろ３着に敗れたムーンエクスプレス。

去年の阪神JFでも４着になったように能力は確かなことが
今回のレースで証明された。

フロック視していたけれど、
先行馬総崩れの中粘り込んだ。

地力はあるとみていい。
桜花賞では抑えておきたい１頭だ。

ショウナンアデラは不在。
ルージュバック１強ムードが漂ってきたけど、
果たして歯止めをかけられる馬は出てくるのか・・・？

とにかく来週のフラワーＣには注目しておこう。

え・・・？

馬券の結果？

週初めの考察通り、中山牝馬Ｓの方が簡単だった・・・

土曜日も中日新聞杯を当てているじゃありませんか・・・

お後がよろしいようで。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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