2014-12-14 ディープインパクトの娘が勝ったレース－阪神JF－

週初めのレース考察でも書いたけれど、
「ロカが新馬戦で負かした面子がとにかく微妙。」
１頭として勝ち上がっていないし、
次走惨敗というケースは多い。

もっと言えば、誰も馬券にすらなってない。
超がつくくらい低レベルな新馬戦を快勝しただけで、
ディープインパクトの姪という名前も手伝って、
Ｇ１で１番人気になってしまった。

江戸川周辺の馬友でも
「なんでこの馬が１番人気なの？」という声が圧倒的。
個人的にも疑っていたから、原稿を出す土曜日の段階で、
保険の意味で印は打ったけど、結局馬券は買わず。

おかげで本命にした
コートシャルマンからの馬券が美味しかった。
本線にしていたダノングラシアスも６番人気とまずまず。
「どうもごちそうさまです。
当たったら儲かってしまいます」
そんな感じでレースを見ていた。


世代レベルは今年も疑わしいし、
能力的に抜けていそうな
コートシャルマン、ダノングラシアス、
レッツゴードンキで十分。そこにノリさんと
因縁深いココロノアイとディープインパクト産駒の
ショウナアデラで保険。こんな馬券の買い方。

レースのスタート直後にロカがまさかの出遅れ。
「ロカ死亡ｗｗｗ 」
こんな雰囲気でゲラゲラ笑って見てた。
４コーナーを回った時に（出遅れたのもあっただろうけど）
もっさり回していた感じをみて、
「たんなるハービンジャー産駒じゃねぇかｗｗｗ」
もう笑いが止まらなかった。

「これは馬券が当たるわー」と思って、
本命のコートシャルマンを探したら、
馬群の中でウロウロ・・・。
「死んだのは江戸川さんだった・・・」
結果を見たら、２歳女王になったのは、
ディープインパクトの姪じゃなくて、
ディープインパクトの娘だった。

たぶんロカには
ショウナアデラのような切れ味を期待した人が
多かったのだろうけど、あの感じを見る限り、
ロカはオークスとかの方が向いてそうだ。
もしかしたらオークスはオークスでも
関東オークスの方かもしれない。
ちょっとあの感じでは
クラシックは厳しんじゃないのかな。
出遅れた分を差し引いたとしても。
いや、ロカの話はいいか。


どっちにしても、
江戸川さんが保険と言い放った馬たちで決まってしまった。
むしろショウナンアデラのキレ味なんて
ハープスター級なんじゃないかと思えるような飛び方
・・・いや、走り方だ。

ラスト２００までは
ちょっと絶望的な位置だっただけに、価値ある勝利だ。
来年の桜花賞でも有力候補であることは間違いない。
むしろロカが過剰人気だっただけに
ショウナンアデラが５番人気ということの方が驚きだ。

それに気になったことがレース後に一つ。
どうやら、目論見通り世代レベルは大したことないと見てよさそう。
蛯名騎手がレース後のインタビューで
「アパパネと比べてどうですか？」と聞かれて、
笑いながら「まぁ、さすがにね（笑）三冠馬ですから（笑）」
と言っていた事がこの世代を物語っている感じ。
たぶん、驚く程強くはないんだろう、ショウナンアデラも。


これから大物が出てくる気配は無さそうだし、
しばらくショウナンアデラ、レッツゴードンキが
世代の主役としてしばらく扱われるはず。
来年お桜の頃まで勢力図は変わらないだろう。
とにかくショウナンアデラの切れ味が際立ったレースだった。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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