2014-11-02 おじさんに憧れるレース－天皇賞・秋－

レース前日、馬スピ黒板に来ていた会員の方からの質問に
真剣に答えていた江戸川さん。

いろいろ資料を漁ったり、どうすれば誤解なく伝わるかとか
考えながら小１時間パソコンの前にいた。

その時間でわかったこと。

「フェノーメノ確勝」

今思えば、検証とか考察とかではなく、単なる自己暗示にすぎなかったかもしれない。
質問に答えていた夜の段階では。


いつもの嫌な予感がしたのは
朝、太陽のまぶしさを感じて目を覚ましてから。

「あれ？雨じゃないの？」

雨前提、少なくとも馬場は稍重開催くらいの雰囲気で考えていただけに
ここまでの晴れ具合は想定外。（日中は曇りだったけど）

馬スピ黒板で質問してくれた会員の方から
＜「スピルバーグ」の人気が上がってきてますね＞のメッセージを確認し、
スピルバーグの単勝に大口２００万入ったという話も聞いて手が震えた。

もしかしたら、先週のトーホウジャッカルおじさんが再臨したのかもしれない、と。

いや、そもそもおじさんかどうかは分からないけれど、
トーホウジャッカルおじさんに触発されたのか、
大口投票の報告がわいのわいのしていた。

イスラボニータに単複１００万とかヒットザターゲットに複勝１００万とか・・・
もう凄い報告が続々来ていた。

スピルバーグおじさん
（そもそもおじさんかどうかわかんないけれど）が朝から大量発生。
そりゃスピルバーグも人気になりますよね、KENDYさん。

江戸川は今日のレース、かすってばかり。

気持ちが弱くなっていたけど、天皇賞だけは自信があったから、
フェノーメノを軸に馬券を（大量）購入。


府中の馬場は乾いてきていたし、ディープ産駒が芝で２勝していたし、
ジェンティルドンナも厚めに買ったけど、痛い目を見た。

そもそもの軸であるフェノーメノが沈んだし。

スタートでペルーサが出遅れた時は笑ってしまったけど
直線でフェノーメノが沈んだときは笑えなかった。



茫然自失、もうどーでもいーやーって思いながらレースを見てたら、
Ｇ１では見慣れない青い勝負服。

「ファッ！！ペルーサ！！！！」

と、思ってたら、まさかのスピルバーグ。

＜ 北村宏騎手×藤沢和調教師×山本オーナー＝Ｇ１じゃ買えないニックス ＞

これはしゃーないわーと思っていたら、

「ファッ！！スピルバーグおじさんっ誕生！？」

２週連続で話題になってしまうだろう大口投票。

スピルバーグおじさんは11倍のオッズに単勝２００万円ぶちこんでいた。
今回２２００万円を獲得したわけだ。

万が一、先週のトーホウジャッカルおじさんとスピルバーグおじさんが
同一人物だった場合、３６００万近く２週間で儲けたことになる。

もう江戸川には想像のつかないお金だし、
マンションなんかも買えてしまうレベルだ。

け、競馬って夢のあるギャンブルですね（震え声）


・・・。


ただ、このレース時計的にはどうなんだろう。

ディープインパクト産駒のワンツー。
斤量の軽いイスラボニータの粘り込み。
武さんの狙い澄ました着拾い。

スローペースだからこそ実現できた結果に見えなくもない。

そもそもジャパンカップを目標にしている馬が多くいる状況を考えれば、
今持っている賞金的にここを目標にせざるを得ないスピルバーグが
勝ち切ってしまうのは当然と言えば当然かもしれない。

そう思ったからこその、スピルバーグ▲だったわけで。
フェノーメノがあんなに、無残に負けてしまっては何も言う事が無い。

ちなみに、スピルバーグと同厩舎で同じオーナーのペルーサは出遅れが響いて16着。

今年も笑わせてもらったけれど、ファンの多い馬だし、
最後の直線で抜け出したスピルバーグをペルーサと勘違いして、

「ペルーサぁぁぁぁ！！！！」と絶叫していた人がいるという話もちらほら。
勝負服が同じだからわからんことはないけど・・・。

スピルバーグと勘違いして
ペルーサおじさんになり損ねた方、残念でした。
ほんとにペルーサは罪作りな馬だと改めて思っている江戸川であります。

スピルバーグおじさんって、知らない人が聞いたら、
単なる映画監督と勘違いするんじゃないかと小一時間悩んだり悩まなかったり・・・
次のＧ１では一体、何おじさんが誕生するのか。

思い切って、恥も外聞も捨てて、おじさんに乗っかろうと決意した秋の夕暮れどきです。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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