2014-10-19 白い馬が負けたレース－府中牝馬Ｓ－

※ 江戸川氏が取材のため、
レース回顧は土曜日の府中牝馬Ｓとさせていただきます。


金曜日の夜。

「ふふふ、これは完璧な予想だ。」
と、一人ニヤニヤとしながら府中牝馬Ｓを眺めていた。

◎ホエールキャプチャ
○アイスフォーリス
▲スマートレイアー
△ウリウリ


◎ホエールキャプチャ○アイスフォーリス▲スマートレイアーと、
重たい印を打った馬はみんな白い馬だ。

「白いな」とぽろっとつぶやくくらいなのだから、相当なもんだ。


とにかく白い馬を見ていれば当たるレースだった・・・はずだった。

オツウさんが逃げる。これはまぁ想定内。むしろ想定通り。

ただ驚いたのがホエールキャプチャが行きたがることを見せたこと。

そんなに気性が荒い馬ではないだろう、そう思っていたけれど、
これは見方を改めないといけないかもしれない。

「女心と秋の空」的なことだろうか。
馬も人間の女性と同じということか。
これは非常に苦手な部類だ。

おっと、話が逸れた。

とにかくホエールキャプチャが想定以上に前にいたこと以外は
なんとなく思惑通り。

しかし、この本命馬の思わぬ先行策は予想にとっては命取り。

さすがに２番手に位置しながらそのまま押し切れるほど、
府中1800ｍは甘くない。

やっぱりディープインパクト産駒が大外から追い込んでくる。
スマートレイアー、驚きの白さだ。

そんでもって、真ん中あたりにアイスフォーリス。


「うぉぉぉぉぉ！！！あったるぁぁぁぁぇぇぇぇぇ！」


さすがに序盤で引っかかってしまった分、最後は甘くなってしまった。

これは地力の高さを証明したもので、
ホエールキャプチャの力があるところを証明したにすぎないけれど、
やはり勝てるほど甘くない。

白い馬どうしの決着か、そう思った刹那、突き抜ける見慣れた勝負服。

絶好調キャロットクラブのディアデラマドレが突き抜けている。


あれ・・・？あれ・・・？


ディアデラマドレは痛恨の無印。

今回で２回目となる左回りの経験の浅さを割り引いて、
結果無印にしてしまうというミス。痛いミス。

やってしまった。
また薄い配当しか手にできなかった。
とにかく辛いだけで終わってしまった。

とにかく女心は分からんもんだ。

女心と秋の空・・・か、と
震えながら、秋華賞の印を打ち始めた土曜の夕刻。

こっちも牝馬だけのレース。どうなることやら。

この原稿が読まれる日曜の夜には、
果たしてどうなっているのやら。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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