2014-10-05 ＯＨ！ＮＯ！なレース－スプリンターズＳ－

まさか・・・


いや、まさか・・・。


本来なら不利なはずの新潟1200ｍの大外枠で
大野騎手の乗るスノードラゴンがあっさりと勝ってしまった。

大野騎手はデビュー10年目で初のＧ１制覇。

スノードラゴンなんてこれっぽちも考えてなかったし、
まさか大野騎手がＧ１を勝つなんて、まさに「ＯＨ！ＮＯ！」である。

なんかもう嫌な予感しかしてなかった。
じわじわ降る雨の影響か内側の馬場は見た目にも荒れている。

「あ、これアカンやつや・・・」

朝起きてから覚悟はしていた。

しかし、その馬場の状況は
実際に命を張ってレースに挑んでいる騎手たちが
状態をつかんでいるはず。

ガルボの津村騎手は内枠だけに馬場を意識した騎乗をしてくるはず。
とにかくワクワクして馬券を買った。

フジテレビの競馬中継に療養中の後藤騎手が出ると聞いていたので、
その中継でレースを見守ることにした。

次いつあるかわからない新潟でのＧ１見に行こうなんていうほど
江戸川は活動的な人間ではない。

凱旋門賞ですら、
「生でテレビ中継してくれるんならいいじゃん」と
仕事か何かの強制力が働かない限り、今後も見に行くつもりはない。

テレビの方が見やすいし、フランスは遠いし。

なんて出不精な人間だろう。
そんなことはまぁ、いい。

とにかくガルボが来てくれたら、
夜の凱旋門賞はテレビの前で豪華な肴を前に
日本馬３頭を応援するつもりだった。

普段食べているスーパーの惣菜ではなく、思い切ってのデリバリー（出前）だ。

最近はピザだけでなく寿司、カレー、中華、女性まで
なんでも電話一本で家に届くという便利さを最大限享受するつもりで興奮状態。

ぐへへ。

と、アホな事を考えてたらスタートが切られたわけだけれども、
今一つ速いペースについていけないガルボを見て、諦めた。

前目について粘り込む公算だったのに、
中団から後ろの位置取りでは完全に絵に描いた餅。

そういえば、ダッシャーゴーゴ―がまた意味不明な暴走している。

２年前、競馬スピリッツで原稿を書き始めて間もない
あの時のスプリンターズＳで
控えると思っていたダッシャーゴーゴーがまさかの積極策に出た。

＜本来ＪＲＡで禁止されている「ラビット（＝ペースメーカー）」なんじゃないの？＞
と、書いて一部で物議を醸し出した2年前の再現。

今思えば、完全な負け犬の遠吠えだったけど、またやりやがった。

（今回も負け犬の遠吠えだけど）
ダッシャーゴーゴーが暴走して、早いペースに持ち込んでいる！！

僚馬であるレッドオーヴァルへのアシストなんじゃないの？
もうブチ切れだ。とにかくブチ切れ。

直線に入ってきても、どうせ馬券は当たらんから、
ブスーっとしてレースを見ていたけれど、最後になんか白い馬が飛んできた。


は？スノードラゴン？大野？なんなの？

「ＯＨ！ＮＯ！（大野）なんだけど」

一般的に新潟1200ｍは３～４コーナーへの傾斜がきつく、
内枠ないし先行馬が有利とされてるコース。

展開、馬場、相手関係。
いろんな要因が重なったのだろうけど、とにかく勝ったのはスノードラゴン。

大野騎手は初のＧ１制覇。おめでとうございます。

完全に「トランスワープの大野」から
「スノードラゴンの大野」として江戸川の記憶の中に刷り込まれた。

関係者の皆様、おめでとうございます。



さて、個人的な事を言えば午前中まで複勝で転がしたり、
自力で頑張って儲けた利益が薄ぺっらいものになってしまった。

最終レースもトロワボヌールは見抜けていても、相手が抜ける。
当たっていても、ＰＡＴ残高が増えても釈然としない。

とにかくこんな不景気な話をしても仕方ない。
思っていたより少ない予算の中で
今夜のデリバリー（出前）は何にしようかと吟味し、凱旋門賞を見守ろうと思う。

白いスノードラゴンが勝ったから、白いゴールドシップかなとも思うが、
江戸川は◎アヴニールセルタンとしておこう。
江戸川の◎は来ないだろうから。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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