2014-08-24 逆神っぷりを証明してしまったレース－札幌記念－

逆神－ぎゃくしん－

競馬予想をする人間にとって、これほど不名誉な称号は無い。

どれだけエラそうなことを理路整然と語っていても、
結果が伴わなければ何の説得力もない。

逆神と呼ばれている人を信じてしまった人間からすれば
悲惨な結末が待ち構えているけれど、

勘のいい人間からすれば、逆神の言ったことと
真逆のことを実行していれば簡単に儲かってしまう。

皮肉を込めた称号であることに違いは無いし、
とにかく競馬予想をする人間にとって不名誉な称号であることは間違いない。

それに江戸川自身も「もしかして俺、逆神かも」と思う事は何度もあった。
でも、その事実には目を向けないようにしてきた。
「クサイものには蓋」である。

けれど、今週ほど、逆神っぷりを痛感させられた週も無い。


札幌記念で「ハープスターだけは狙わない」と言ったら
ハープスターが勝ってしまって、

北九州記念で「北九州記念は外枠の差し・追込み馬を狙うのが正攻法」と言ったら
内枠の先行馬で決まってしまった。

まさに、「なんじゃこりゃ」という感じ。

競馬スピリッツスタッフに
「もうなんか笑っちゃいますね、ぜんぜん言ったものが来てない（笑）」
と、無邪気に言われてしまった。

一応、競馬のプロという肩書で
競馬スピリッツで予想を出させてもらってはいるものの、

プロとして予想を出して結果的に笑われてしまっている。
恥ずかしい話だ（涙）

プロなのに笑い者になっているのは、
もはや江戸川かハン○チ王子くらいなもんだろう。
爽やかさは圧倒的に向こうが勝っているけれど。

とにかく今年の札幌記念は２頭の争いだった。

３着のホエールキャプチャが２着のゴールドシップに
５馬身も差をつけられているから
如何にハープとゴルシが抜けた存在だったかわかる。

っていうか、何なんだホエールキャプチャって。
そこはラブイズブーシェでいいだろう。
ラブイズブーシェなら江戸川も当たってた。

・・・話が逸れた。

道中、ハープスターの後ろにゴールドシップという構図も
なかなか笑ってしまったけれど、
ハープスターとゴールドシップが
馬体を合わせて４角を回っていったのは見物だった。

ナリタブライアンとマヤノトップガンの阪神大賞典を思い出すようなマッチレース。

札幌競馬場の大観衆も満足したレースだろう。
あれを生で見れたなら興奮する事間違いない。

さすがに江戸川も馬券が外れるのを分かったうえでも興奮できた。

いや、厳密に言えば、勝負レースで出していた新潟９Ｒの出雲崎特別で
儲かってしまっていたから気持ちも楽だったのだろう。
余裕綽々だった。札幌記念が終わるまでは。

「おめーがハープスターいらないっていうから切ったら外れた」
という友人からの連絡に返事をしながら、北九州記念の馬券を買う。

「北九州記念は外枠の差し馬を買えば当たるから（震え声）」と
返事をしておいて、今週一番荒れるレースだと思っていた北九州記念が始まり、

リトルゲルダ－メイショウイザヨイ－カイシュウコロンボという
外枠の差し馬が全く勝負にならない結果になって今週の江戸川は完全に死亡。

「外枠こねーじゃねーか！！（怒）」

憤慨しつつも落ち込んでいるところに競馬スピリッツスタッフから
「もうなんか笑っちゃいますね、ぜんぜん言ったものが来てない（笑）」
と言われてしまった今週の江戸川。

とにかく来週は失地回復に努め、バッチリ当てて
ドヤ顔で８月を締めくくりたいと決心。

逆神ではないことを証明したい江戸川でありました。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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