2014-08-03 とにかく不可解な逃げばかりのﾚｰｽ-ｱｲﾋﾞｽｻﾏｰD-

「やりやがった！！！！」
江戸川はレース後に気づいてしまった。


夏の風物詩・アイビスサマーダッシュ発走前、
北の大地の名物重賞・クイーンＳで大勝負をしていた江戸川。

勝負レースでも出してましたけど
◎アロマティコは信頼できる軸馬だと思っていたので、大勝負。
相手は穴馬の○アイスフォーリス。

とにかく差し届かない可能性を考慮し、
スマートレイアーを外して内側の馬ばかり買っていた。

内枠天国で決まると思っていたし、平均ペースで流れて、
好位差しを決めるアロマティコの為のレースだと思っていた。

そしたら、スタート直後、オツウさんが暴走。
一気にペースが速くなった。1000ｍ57.8秒。

何このペース？勝つ気あるの？

別に馬券は買ってないからいいんだけど、
人気のあるトウカイテイオーの孫だから応援馬券買ってた人も多いはず。
これはもうガックリだろう。

プンスカしながらレースを見ていたら、
江戸川の本命・アロマティコがインを強襲してきた。

「うぉぉぉ！三連単当たったぁ！！！！」と思って見ていたら、
３着に来ていたのはまさかのスマートレイアー。
江戸川さんがスルーしたお馬さんだ。

完全に白い毛色が同じのアイスフォーリスと見間違えていた。
暑さでついに目まで節穴になってしまった。
いや、節穴の大きさが広まってしまっただけだ。

当初スマートレイアー届かないと思っていたけど、
あのペースなら話は別になってしまう。

最後、脚が止まってしまったけれど、やっぱり強かった。

ペースが速いとはいえ、
小回りコースで大外回すなんてさすがに三冠ジョッキーはちがう・・・


あっ！！！！
そういうことか！！！！
やられた！！！


スマートレイアー（池添）を勝たせるためにオツウ（松田）が
無茶な競馬でペースを引っ張ったんじゃないのか！！

だから何の迷いも無く外をぶん回す作戦に出たのも納得だ。

同じような位置にいたアロマティコやマーブルカテドラルは
インを突いて詰まったりする競馬をしていたのに、
スマートレイアーは早くから外に出してた。
（アロマティコがインを譲らなかったとこあえてここでは考えない）


だとしたら、やられた。
北の帝王にやられてしまったのかもしれない。

北の帝王「オツウが逃げてハイペースにしたら、よろしいやん」

これは江戸川の読みが甘かったと言わざるを得ない。

北の帝王の構成員の二人だから
巧みな連係プレーで競馬をしたのではなかろうか。

まぁ、これは被害妄想かもしれないけれどオツウの逃げが釈然としない。

とまぁ、ここまで書いておいて、
今日のレース回顧はアイビスサマーダッシュだったことに気づく江戸川。

本命にした◎デュアルスウォードが完全に空気だったから、
あまり振り返りたくないのだけれど、触れないわけにはいかない。

セイコーライコウは強い競馬。

我らが柴田善臣相談役がサマースプリントシリーズ制覇に
やる気を見せている理由がわかった。たしかに強かった。

しかし、真っ正直な感想を言ってしまうと
「アンバルブライベンは何がしたかったんだ？」という感じ。

江戸川が７枠の逃げ馬２頭をどう扱ったか振り返ると、

フクノドリームには印をつけて、
アンバルブライベンに印を付けなかった理由は明確に「騎手の差」。

フクノドリームは横山和から父親の典さんに手替わりして、
何か秘策を講じていそうだったけれど、アンバルブライベンは無策に見えた。

たぶん、ジョッキーからすれば
同枠同型のフクノドリームに逃げ勝ちたいという
まっすぐな気持ちだったのかもしれないけれど、

出ムチからの競馬が酷すぎる。

買ってなかったから別にいいけど、
あれを買ってたら、ＪＲＡに返金を求めたくなるレベル。

とにかく今日の２重賞は不可解な逃げばかりだ。

まぁ、とにかく相談役が重賞を勝ってしまったから
それはそれでいいんだけど、

セイコーライコウはサマースプリントシリーズを盛り上げる１頭であることは確か。

次はどこを使うのか分からないけれど、
スプリント界を盛り上げてほしいと素直に思った８月最初の週末。

相変わらず暑い。
この暑さで来週も目の節穴が広がらないことを願うしかない。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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