2014-06-01 2月23日生まれで決まったﾚｰｽ－日本ダービー－

今年のダービーが始まる前にちらっと話題になったのが、
「２月２３日生まれ」という言葉。

水曜日「皇太子殿下がダービーに行啓」という発表があってから、

皇太子殿下 ２月２３日 生まれ
横山典弘 ２月２３日 生まれ
ワンアンドオンリー ２月２３日 生まれ

という事実が判明。


江戸川自身も最初にこの発表を聞いた時、
「まさか」と思ったりもしましたが、
木曜日に内枠に入ったのを見て「これはあるかも・・・」と思ったのも事実。

でも結局ワンアンドオンリーは△までしか打てませんでしたけど。

日曜日の府中は前残り・・・というより内が止まらない馬場。

エキマエのハナは想定内でしたが、
追い込んでくると思われた武さんが番手につけた時は、江戸川大興奮。

「さすが！武さん！わかってる！」

府中の馬場は追込みは届かないわ、
先行してインを確保できなければ、それこそ勝ちの見えないコース設定。

そのあたりの読みは深いであろう松岡ジョッキーの
黒い帽子マイネルフロストが不気味で、

競馬スピリッツ内の複勝乱舞で
お昼ごろに「マイネルフロストあるで！」とつぶやいたわけです。

事実、マイネルフロストは終始インをキープ。

ワンアンドオンリー、トゥザワールドを見ながらのポジショニング。
インでこらえながら４コーナーを回ってきたときは全力でワクワクしてました。

それに競馬スピリッツスタッフから
「大事な馬スピ特報で何書いてくれてるんですか？」と散々イヤミを言われまくった
「ＴＯＫＩＯ」「タヤスツヨシ」「ＬＯＶＥ ＹＯＵ ＯＮＬＹ」からの


＜結論＞タガノグランパ 単複 １００円。


まさかの４着（笑）、超がんばってくれた。
菱田君のおかげで、ダービーを最後まで楽しめた。ありがとう。

いや、そもそもこのダービーという大舞台で
12番人気と14番人気の馬にピンポイントで触れられる強心臓・江戸川。

ＮＨＫマイルＣでタガノブルグ（17番人気）キングズオブザサン（12番人気）に
レース考察で触れながら、予想でスルーするというあたりからは若干進歩した感じ。

今後、どっかでドデカイ一発があるかもしれません（笑）

いや、大事なのは丸い泡沫予想家・江戸川のことよりも
ゴール板を先頭で駆け抜けたワンアンドオンリー。

後方一気の競馬かと思っていたら、
こちらも武さんに負けず劣らずの先行策。

エキマエが引っ張って、実質武さんのトーセンスターダムが逃げた今年のダービーを、
こういう展開になるのが分かっていたかのような絶好位置からの競馬。

そして直線で抜け出した
競馬界の隠れたレジェンド・横山典弘＆蛯名正義。

今年のダービーのメンバーで馬場状態を読み切った上で積極策に出たのは、
４０代のベテラン騎手たちと人気薄に跨った若手だけ。

それだけ「ダービーに乗る」というのは経験と度胸が必要な舞台なんでしょう。

武豊というスーパースターに隠れがちな
関東の重鎮である横山典弘＆蛯名正義のダービーでのレジェンド同士の叩き合い。

男の意地のぶつかり合いを垣間見えた瞬間。
胸が熱くなったダービー。外れて悔いなしと思わざるを得ないレース。

生産のノースヒルズは２年連続のダービー制覇。これも凄い。

それに橋口調教師はダンスインザダーク、ハーツクライらで
わずかに手の届かなかったダービーをようやく手中に収めた格好。

たしかにダンスインザダークがフサイチコンコルドに差されたり、
ハーツクライがキングカメハメハに届かなかったのは今でも覚えています。

でもそのハーツクライの仔でダービー制覇。

１３万人の大観衆が集まった東京競馬場で
今年も感動的なレースを見ることが出来ました。

来年もまた感動を味わうための１年が今から始まります。

６月１日、気温３３度、快晴の東京。
今年もまた熱くなりそうです。

 

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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