「とにかく武さんのワンダーアキュートとホッコータルマエでしょ。
ホームランはいらない。打撃の基本センター返し狙いでいい。」
もう何年もやっていない野球を例題に出して、
エラそうに講釈を垂れる江戸川。
「3連系の馬券は手を出さない方がいいよ。痛い目見る。」
なんとなくわかっている顔をしてしたり顔でドヤる江戸川。
「違いのわかる男とはこういうことだよ」
と、普段出すこともないダンディズムを醸し出しながら
コーヒーを(オフィスエムの中にあったインスタント)を飲み語る江戸川。
「僕もかたく決まると思いますよ」
と語る競馬スピリッツのスタッフに少し威厳を持って接する江戸川。
しかし、
「なんか7枠(ダノンカモン・コパノリッキー)の馬、
2頭ともくさいよな・・・人気無さすぎる。1頭は穴馬が入るレースだろう」
と、穴馬のニオイを感じ取る江戸川。
「全然人気無いですけど、どっちが来ると思いますか?」
「うーん、うーん、うーん・・・
来るなら・・・来るとしたら、ダノンカモンかな(ドヤ顔)」
AUTOいや・・・OUT。
もうここでコパノリッキーと言えないあたりが江戸川の限界。
レースが終わった今なら言える!
去年の兵庫チャンピオンSを見ていた後なら馬券を買えていた、と。
ホッコータルマエのスタートはいつも通り。
1番人気になっていたベルシャザールはやや遅れたスタート。
江戸川の本命・ワンダーアキュートは馬群の中。
シルクフォーチュンは想定通りの「ポツン」。
レース自体はエーシントップが引っ張る流れ。
うん、まぁまぁ想定通り。
極端なこと言えば、
馬群に包まれたワンダーアキュートが不安要素だっただけで、
ホッコータルマエの位置取りなんかは予想通り。
幸騎手が追い出しを待つのもわかっていたし、
着差もそこまで開かずゴール板を迎えると想定していたのに、
ホッコータルマエの前にいたのはまさかのコパノリッキー。
2年前にテスタマッタでフェブラリーSを制している村山調教師、
いや、ダイヤモンドSで江戸川が大勝負したタニノエポレットの村山調教師。
「こっちかー、こっちの村山さんかー」
2年前にテスタマッタでやってまった村山さん。
テスタマッタでやってまった・・・テスタマッタでやってまった・・・
いや、なんでもない。(岩田騎手も2年前どスベリしてた)
そもそもコパノリッキーってどう買うんだ?
ゴールドアリュール産駒、田辺大先生、有利な外枠、展開。
まぁ買う理由を上げればキリが無いものの、どれも弱い。
いや、日頃お世話になっている田辺大先生が
G1を勝ったことに関しては信者としては嬉しい限りなんですけどね。
馬券的妙味がこれから無くなるのは悲しいけれど、
田辺大先生の知名度が上がるならそれはそれで嬉しいニュース。
今までの田辺騎手の存在と言えば、
−−−−−
田辺って知名度ないよな
この間クラスの女子に「田辺裕信って知ってる?」って聞いたら
「は?誰おまえ?」って言われたよ。
一般的にはその程度の知名度。
−−−−−
この某巨大掲示板の有名なコピペに
そのまま置き換えられるような存在だったのが、
関東を代表するジョッキーになっていく・・・これはこれでいいことでしょう。
それに地方競馬にもこれからの競馬にも熱心なDr.コパさんの持ち馬。
これから競馬を盛り上げてくれそうな関係者の馬が勝ったので、
これはこれでヨシと見るべきでしょう。
しかし本命にした武さんのワンダーアキュートは
進路の確保に手間取り6着。
ホッコータルマエはギリギリまで追い出しを待ったものの、
想定外のコパノリッキーの粘り腰に屈する形に。
ベルシャザールも強い競馬をしてはいるものの、
トップスピードになるまで、時間がかかった印象です。
まぁ、何を言っても大波乱。
とにかくコパノリッキーは揉まれ弱い可能性も高いので、
「内枠に入ったら消し、外枠で先手を取れる展開なら買い」
という認識でOKでしょう。
田辺大先生が勝ったのは嬉しけど、
財布には痛い今年最初のG1でした。
・ワンダーアキュート
進路さえスムーズならもっと上の着順があった馬。
侮りがたし。