「ダノンバラードとケイアイチョウサンで決まるよ」
そう聞こえた。
確かに聞こえた。
少なくとも江戸川にはそう聞こえた。
土曜日の儲け分を全て、日曜日の午前中に投入。
その結果回収した金額は想定される3年後くらいの
消費税並みのパーセンテージに。
そんな追いつめられた状況で聞こえた
「ダノンバラードとケイアイチョウサンで決まるよ」という神の声。
なにかが確信に変わった日曜日の午後。
そもそも土曜日に京都牝馬Sを的中させて
「日曜日はもっと儲かる」と息巻いていた江戸川。
週中では外野から「先週ロードオブザリングで大敗したくせに」
という野次も聞こえてきてはいたものの、的中は正義。
京都牝馬Sの的中でうるさかった外野も一気に沈静化。
「明日はダノンバラードとケイアイチョウサンで決まるよ」
この誰かが言ってた言葉を(きっと競馬の神様が言ったに違いない)
さも自分の言葉のように言う江戸川。
「明日の勝負レースも堅いけどほぼ間違いないでしょ」
もう的中の勢いに乗ってノリノリで語りだす江戸川。
その勢いで投げかけられる
馬スピ黒板の質問にもノリノリで答える江戸川。
「明日も儲かってしまう」
そんな確信のもと、迎えたAJCCのレース終了後
「うおぉぉぉぉ!死にてぇぇぇぇ!!!」
思わず崩れ落ちる江戸川・・・。
もうこれほど、自分が重い印を打った馬が
まったく見せ場が無いレースも珍しい。
・・・いや、よく考えれば珍しくはないか。
崩れ落ちるところを見られて
オフィスエム(競馬スピリッツを運営している会社)のスタッフが
「なんか毎週見てる気がする・・・」って言ったぐらいだし。
いや、そんなことを言っている場合じゃない。
サトノシュレンが逃げたのも想定内。
ダノンバラードの先行策も予想通り。
ケイアイチョウサンの位置取りもOK。
マックスドリームの最後方の位置取りも、まぁ予定調和。
ただペースはそこまで緩い印象はない。
これは後ろからくるケイアイチョウサンと
マックスドリームにもチャンスがあるかも・・・と一瞬期待したものの、
サトノシュレンにとってはチョイワルグランパの存在が邪魔で
自分のペースを落とすに落とせず。
ダノンバラードにとってはラチを頼りに走りたいので、
下手にポジションは譲れない。
ケイアイチョウサンは徐々に進出するも
大きく外には持ち出せず馬場の悪いところを走らざるを得ない。
マックスドリームはただ回ってきただけ。
たしかにペースは緩くはなりにくい展開。
そういう意味では予想を組み立てる段階で
江戸川は想定される展開を見誤った可能性が高い。
じゃあ、あの神の声はなんだったんだ!?
人に確信を抱かせたあの言葉の主は!?
江戸川の中の人「・・・それ、俺じゃね?」
もうきっと、日曜日は外れまくって、
あまり美味しい想いとかも出来なくて、
人格が乖離(かいり)したとしか考えられないくらいに
追いつめられてしまっていた模様。
週初めのレース考察では
ヴェルデグリーンに触れておきながら、直前では軽視。
軽視した馬が軒並み掲示板を独占して、
江戸川の予想は壊滅状態。(なんでフラガラッハとかいるんだよ)
来週は江戸川の中の人の声じゃなくて、
「本当の神の声を聴きたい」そう思った暖かい日曜でした。
水曜日の川崎記念を当ててリベンジします。
・サダムパテック
距離2200mは問題ないが、
中山ではなく小回りコースで見直したい。
・マックスドリーム
やはり距離はもう少し短い方がいい。