「誰が先手を取るんだ?」
レース前にきっと誰もがそう考えたことでしょう。
エスポワールシチーかホッコータルマエか・・・
先手は誰が・・・と、悩んでいたら、
パンツオンファイア陣営が「前へ行くのが理想」
とか言っているのを聞いて、
「これは特攻隊となって乱ペースになるんじゃないか」
と一人で盛り上がってワクワクしてレースの時を迎えましたが、
ゲート内で勃ち上がるパンツ・・・
いや、立ち上がるパンツオンファイアを視認。
スタート前からお尻に火がついていたようです。
実際、ゲートが開いても
1コーナーですでについていけてなくて、後方からの競馬に。
なんかもう3コーナーくらいでスティーヴンスの手が動いてるし。
ナイスミーチュー周辺の後方待機策を取っていた馬たちも
3コーナー前くらいから動き出さないといけないくらいのペースで進行。
これはホッコータルマエが勝ってしまう!
エスポ君が頑張ってしまう!と思っていましたが、
「パンツ脱げた。」
というくらいに、置いてけぼりをくらうパンツオンファイアを発見。
国際招待レースとしては最後となる今回のJCダートを
外国馬としてだけでなく、
いろんな面で盛り上げてくれたことを感謝しつつ、目を逸らす江戸川。
もうスポーツ紙とか平日から
「パンツ伸びた」「尻から火を吹く」「勝負パンツ」とか
ここぞとばかりに煽りまくってましたからね。
こういう馬はほんとうに貴重です。
ただ、もうこの時に個人的な馬券はあきらめていました。
◎をつけたローマンレジェンドは手ごたえも今一つ。
ペースはスローなんで、前にいたホッコータルマエのペース。
「はぁ・・・来週のハープスターに賭けよう」
と、茫然と幸騎手の馬上ダンスを見ていると、
猛然と追い上げる見慣れた社台の勝負服と、
ピンクの勝負服・・・
「あれ・・・?ピンクさん?(南関の内田利雄騎手)違う!武さん!!??」
スローになり、瞬発力がモノを言うレース展開になったわけですが、
圧倒的人気を集めるホッコータルマエを鮮やかに追い抜く
ベルシャザールとワンダーアキュート。
結果的にルメール騎手のベルシャザールが
武さんのワンダーアキュートを凌いで優勝。
どっかで見たことある光景だと思ったら、
05年の有馬記念でハーツクライがディープインパクトを凌いで
優勝した時の光景に勝負服や場所は違えどそっくり。
(あのときディープの単勝に突っ込んだ結果、記憶喪失になったのはいい思い出)
ローマンレジェンドは見どころないし、
馬上ダンスはなんかカッコ悪いし、
パンツオンファイアは尻から炎が逆噴射してるし、
江戸川、今日は(も?)いいことなし。
ただゴール前、必至にダンスする幸騎手を尻目に
きれいなフォームで鮮やかに突き抜ける
ルメール騎手と武さん。
技術論とかそういうのは抜きにして、
きれいなフォームで馬を追う姿は単純にカッコいいと思ってしまった江戸川。
もうそんなところくらいしか、納得できるポイントが無いくらい、
なんか猛烈に落ち込んでしまった12月最初の日曜日。
そういやベルシャザールって、
オルフェーヴルが皐月賞勝った時に、
「勝ったのはベルシャザール!!」って実況されてた馬だったっけか?
もうそんな野暮なことしか言えない江戸川でした。
・ブライトライン
距離不安の問題点が露呈。
フェブラリーSで改めて見直し。
・メーデイア
腐っても牝馬チャンピオン。
この着順は合格点だろう。