「終わった。完全に終わった。」
スタート直後、
本命だったオールザットジャズの位置取りを見て、不的中を確信。
「切れる脚がある馬じゃないのに、なんなのあの位置取りは。」
もう1コーナーに入る前からブチ切れモード。
思ってたよりエディンは引っ張らないし、
外差しのきく馬場なのに、レースは一団となって進んでしまった為に
白い帽子のオールザットジャズは外に持ち出せず。
「最内枠で買い」と思っていたら、それが仇に。
あんなレースぶりでは全然勝負にならないわけです。
外国人騎手が重宝される時代ですが、
結局は社台グループが腕のいい外国人騎手を連れてきて、
社台が総力を結集してグループの良い馬を集めて、
彼らに馬を回しているから結果が出ているだけで、
日本で競馬をやる以上は日本人とそこまで大差ない気もします。
(バルザローナはアラブの王様関連)
いや、腕っぷし・ハングリーさは日本人より優れているのは認めるんだけれども、
良い馬に乗れなきゃ、そこまで勝てっこない、という印象です。
でも、確かにオールザットジャズは
あの展開で、あのコース取りで、
掲示板争いにもつれ込むとこまでいったのは、
馬の力とバルザローナ騎手の腕っぷしの賜物。
もう終わってしまったことは仕方ないんですが・・・。
それにしても、武幸四郎騎手は今回も名騎乗。
坂を下りるところで、ヴィルシーナを内に閉じ込めて、
ささっと、直線のいいところを選んで、ぶち抜いた感じ。
勝ったメイショウマンボも強いけど、
幸四郎騎手の判断も確かに賞賛すべき。
それに見た目、ちょっと早い感じもしましたが、
実際は1000mの通過は1分2秒7。
これはエディンに乗っていた漢・藤田が本気になっていた証でしょう。
玉砕覚悟の逃げではなく、後ろとのバランスを取りながら乗った勝つための逃げ。
大逃げのようなドキドキではなく、
騎手同士の駆け引きも垣間見れた好レース。
週の初めのレース考察で
「エリ女は(アイドル)戦国時代!?」と題して、
いろいろとよしなし事を書き連ねていましたが、
今、読み返すと
「(エリ女は)2冠牝馬のメイショウマンボVSディープ産駒」の争い。
と予測しておいて、(その読みは間違っていませんでしたが)
メイショウマンボ=ももクロ
ヴィルシーナ=AKB48
マルセリーナ=NMB48
デニムアンドルビー=乃木坂46
と書き連ねておきながら
ディープインパクト産駒のラキシスを
どの秋元康プロデュースグループにもあてはめなかったのは
江戸川の痛恨のミス・・・いや、単なる江戸川のAKB関連の知識不足。
乃木坂46を出したあたりで満足してしまったせい。
ラキシスをSKE48くらいの扱いで出しておけば、
レースの見方も違ったはず。
いや、そんなことはどうでもいいか。
とにかく、エリザベス女王杯は1000万下卒業したばかりの馬でも
展開さえハマれば、馬券になるレースになっていますね。
ナンバーワン牝馬が古馬王道G1に挑戦する時代なので、
それはそれで仕方ないのかもしれませんが。
来年からは平場のレースも要チェックしなければなりません。
また、考察通りに話を進めると、
メイショウマンボ=ももいろクローバーZがこの強豪乱立の牝馬戦線を統一。
ももクロファンのみなさん・・・いや、
メイショウマンボファンのみなさんおめでとうございます。
変則牝馬三冠は名牝の証。
(アイドル)戦国時代という前提でレースを考察し、
大波乱の主役を恵比寿マスカッツと仮定して、
オールザットジャズにまでたどり着いたのはよかったものの、
その恵比寿マスカッツが昔出したCDのなかに
「OECURA MAMBO(おいくらマンボ)」という曲があって、
それになぞらえて(?)
桜花賞でメイショウマンボに「◎」を打った時に、
≪メイショウマンボが頭なら「おいくらマンボ」になるか注目だ。≫
とか、調子に乗って書いていたことを思い出しました。
今週初めに、あの時の気持ちを思い出していれば、
素直にメイショウマンボから勝負できた(?)と大後悔中。
あのときの江戸川をぶん殴ってやりたい気持ちでいっぱいです。
まぁ、馬場が良ければホエールキャプチャにも
デニムアンドルビーにもチャンスはあったとみています。
この雨、馬場が今回のレースに影響したことも確かでしょう。
それにしても、メイショウマンボは
いいレースをしたわけですし、幸四郎ジョッキーの好判断があっての結果。
馬券が外れたのは残念ですが、人馬一体となって成長を遂げ、
G1を勝ちまくる姿は近年のビッグレースではなかなかお目にかかれない光景。
改めて「馬と人の関係の重要性」ということを考えさせられたレースでした。
有馬記念に出てきて、盛り上げてくれることを期待します。
いや・・・
来年の凱旋門賞で、
キズナ(武豊)とメイショウマンボ(武幸四郎)の
「兄弟ワンツーフィニッシュがあってもええんやで(なぜか関西弁)」
という、コアな競馬ファン向けの展開も妄想できそうなレースぶりでした。
・ハナズゴール
やはり距離と馬場が響いた印象。
距離短縮で改めて。
・アロマティコ
来年のヴィクトリアマイルで買いたい1頭。
次走は確実に賞金を取りに来るはず。
動向に注目。