26日の土曜日―――
「台風27号って、ほとんど影響ないよね。
明日の東京は馬場が乾くから内枠有利だ!」
「外の馬は一切いらんかもなー。それくらい馬場が回復する。」
と、エラそうに講釈を垂れる江戸川。
結果的にここまではあっていました。ここまでは。
「トウケイヘイローの武さん逃げたら、
誰も鈴付けにいかないでしょ。
ペースはスローか最悪平均ペース。」
「内枠の先行馬は買いだけど・・・。
後ろからくる馬は厳しいかもなぁ・・・。」
「展開に注文のつくジャスタウェイはいらんでしょ。」(←はい、ここ。)
これがジャスタウェイを切った理由。
そもそも逃げの名手・武さんの作るペースが
1000m58.4秒になるなんて想像もつきませんでした。
若手騎手が逃げるならまだしも、あの天才が・・・という感じです。
そんなペースになることを読めていたら、
ジャスタウェイは少なくとも☆以上の扱いだったはず。
馬場が回復するのは読めていただけに、
このペースを読めなかったのが悔しい。
これが正直な想いです。
おそらくハイペースになった原因は
ジェンティルドンナの位置取りではないかとにらんでいます。
絶好のスタートを切ったジェンティルドンナですが、
「絶好すぎた」というのが緩みないペースの要因の一つ。
あのスタートをして、あのペースで
無理に下げる方がレースを難しくさせるでしょう。
武さんも、
ジェンティルドンナとは距離を取りたかったはずなので、
あの位置取りをされると、ペースを落とすに落とせなかったはず。
そもそも鈴付け役がいるとすれば、
武さんの同年代か先輩騎手しかいない、と江戸川は思っていたので、
蛯名騎手のレッドスパーダがもうちょっと絡んでいくのかと思ったら、
積極策に出たのは川須騎手のダイワファルコン。
実はこのダイワファルコン、17番人気の最低人気馬だったのですが、
日曜日の朝から「波乱の立役者になるかも」と思っていた馬。
馬場も乾いてきましたし、
「(スローになること前提で)
縦長の展開でトウケイヘイローの
3馬身くらい後ろで我慢できたら面白い」
と、思っていただけに、
ひそかに4コーナーではワクワクしていました。
実際、馬スピ黒板で
江戸川に質問してくれた方にも、そう答えましたし。
川須騎手は江戸川の期待に応えてくれそうになりましたけど、
さすがにペースが緩まなかった中では厳しかったようです。
正直、1000m58.4秒の数字を見たときに
「ジャスタウェイのペース」
と、思ったので、
直線入り口のジャスタウェイのポジショニングを見て、
「やられた〜」という感じ。
あのペースで生き残ったジェンティルドンナは
「さすが」としか言いようがありませんが、
いい感じで脚が溜まっていたジャスタウェイの爆発力には抗いきれず。
4馬身差で初のG1制覇。
連覇を期待していたエイシンフラッシュは
再三進路をふさがれ、3着がやっと。
スムーズな競馬なら・・・と悔やまれる結果です。
最強世代のダービー馬として、
もう一つ大きいところを取ってほしいのが江戸川の願いです。
これは反省ですが展開を読み違えれば、当然馬券は外れます。
トウケイヘイローがいらないのはわかっていたけれど、
いらないと思った理由が
単純に「力不足」ではなく、
「ハイペースになるからいらない」ではなかったことが
今週の残念な結果の最大の理由。
それにしても、「牝馬限定」「マイラー」「いっくん」と
呼ばれていた福永騎手が2週続けてのG1優勝。
しかも、牡馬クラシック・古馬混合G1の連続V。
結婚しただけでなく来年にはマツオミドリの2014も生まれてくる予定で、
福永騎手にはいいスパイラルが来ているようです。
G1シーズンはまだまだ続きます。
覚醒した福永騎手に、今後も注目したいですね。
「女子アナ探しにフジテレビに行ってくる!」
こんな心境の江戸川が今週もお送りしました。
・ヴェルデグリーン
今回は外枠と展開が響いた。
展開むけばもうひと一度。
・ヒットザターゲット
徐々に良化中。
京都大賞典はフロックではないかも。