神戸新聞杯の発走が遅れたせいで、
エピファネイアから買った馬券の払戻金を受け取れないまま、
オールカマーに直行。
そういったケースの人は多かったんではないでしょうか?
それにしても神戸新聞杯で2着に入ったマジェスティハーツ。
主戦の森騎手は今年で3年目ですが、
通算勝利数が規定の30勝に到達していないので、
菊花賞では今のところ騎乗する事が出来ません。
(これから勝ちまくれば別ですが)
戦績を振り返ると分かりますが、
マジェスティハーツは森騎手が乗って2戦2勝。
今回で見事菊花賞への権利も取れたのですが、
騎乗は出来ません。
まだ若い騎手ですし、今回のレースぶりで
チャンスがまためぐって来るかもしれません。
ちなみに菊花賞ではマジェスティハーツには
武豊騎手が騎乗するという噂があるので、
きっと人気になること間違いないでしょう。
と、ここまで神戸新聞杯の事を書いてきましたが、
今週はオールカマーが競馬スピリッツの対象レース。
馬券はイイところがありませんでしたが、
今日のオールカマーでのネコパンチの大逃げ作戦。
そして直線で沈んでいく姿を見て、
ツインターボの偉大さを知ってしまいました。
93年にツインターボがオールカマーを制覇してから20年。
20年前のあの日と同様にネコパンチが先手をとります。
1000mの通過タイムは59.6秒。
ツインターボの通過ラップ59.5秒とほとんど変わらないペース。
終始、1人旅を続けたツインターボと違い、
ネコパンチは3コーナーを過ぎたあたりで失速。
直線はズルズルと馬群に沈んでいく様子が見えました。
「逃げ馬の様式美」とも言える玉砕ぶりでしたが、
そんな負けっぷりもまた、競馬の美しさかもしれません。
その沈んでゆくネコパンチを最初にとらえ
先頭に立ったのは宝塚記念2着馬のダノンバラード。
ネコパンチが比較的早いペースで引っ張っていった分、
抜け出したタイミングが結果的に速くなってしまい、
最後の坂でひと踏ん張り足りず、
ペースを読んでいた天才・武豊のメイショウナルトと、
外から猛追するヴェルデグリーンの田辺大先生。
馬体を合わせる格好になりましたが坂を登りきったところで
わずかに世界のユタカ タケを僅差で制す匠っぷり。
さすが(江戸川が勝手に思っている)関東ナンバーワン騎手!
見事というより他なく、
重賞常連組を差し置いての上がり最速33.6秒は
将来的な可能性を感じる走りっぷりでした。
ヴェルデグリーンは単なるジャングルポケット産駒では無く、
99年にトゥザヴィクトリーやスティンガーを下して
オークスを制したウメノファイバーの孫。
「もうウメノファイバーに孫がいるんか・・・」
と若干、心寂しくもなりましたが、
ヴェルデグリーンは母父スペシャルウィークでもあります。
本馬自身の将来性と最近の母父スペシャルウィークの
繁栄を可能性を示す結果になったと思います。
そうセントライト記念から始まった今週の重賞は
全てスペシャルウィークの孫が制しているのですから。
・ムスカテール
デキは一息。
次走は相手次第で見直し。
・ダノンバラード
結果的に早い仕掛けになっただけ。
大きいところを狙えるところまで来た。