小倉記念発走の3時間前。
「小倉、めっちゃ雨降りそう」という話題で
江戸川周辺は持ち切りに。
たしかにネットを見ても、雨、雨、雨、雨。
短時間予報なんかをみると
「ゲリラ豪雨」になるんじゃないか・・・という感じ。
そうか・・・
「じゃあ、もうダコールはいらないな。」という感じ。
これは点数減らせると喜んでいたのも束の間。
「内枠のエクスペディションも危ないんじゃないか」
と、江戸川の心の中で話題に。
「雨」
突如の天候悪化は馬券の組み立てにも
当然大きく影響するわけで・・・
私自身も、どのくらい雨が降るのか想像できず。
馬券を悩んでは見るものの・・・
「雨がやんだ」という話も出てきたりで余計に混乱。
これといった結論を出せずに
3時を過ぎたあたりで、
「もう死ぬのを覚悟で初志貫徹、
エクスペディションから買おう」
と、決意。
気持ちとしては、
長篠の合戦で織田信長の鉄砲隊に突入した武田騎馬隊の心境。
愛馬・エクスペディションを駆って(買って)、
夏の小倉・伝統のレースに挑みます。
こんな流れの時は良くないもので、
レースのスタート直後で自分の馬券の不的中を覚悟しました。
メイショウサミット・太宰騎手の決死の逃避行と、
そこにちょっかいを出すタムロスカイ・ゲシュタルト。
振り返ってみれば、2ハロン目のラップは10.8秒。
早いペースのままレースは進みます。
こんな展開は想定外。
向こう正面に向いたときに、
しれっと、マイネルラクリマが、
野放し状態になっているのを発見。
「自由にさせすぎじゃないか」
と、憤慨する江戸川。
スタート直後、飛び出したメイショウサミットをみた内枠勢が後方待機。
それによって上手い具合にマイネルラクリマは
好位を追走することができたようです。
マイネルラクリマは他の馬から
厳しいマークを受けることなく競馬を進めますが、
3コーナーで内側にいたメイショウナルトが徐々に進出。
コーナーワークを活かして
先頭のメイショウサミットに襲い掛かります。
おそらくラブリーデイの川田騎手も
武豊騎手と同じタイミングで動きたかったように見えましたが、
エクスペディションと寄せてきたミキノバンジョー、
前にマイネルラクリマが居た為、身動きできず、
追い出しが若干遅れてしまったように見えます。
しかし、この段階でエクスペディションは
ピリッとした動きが無いまま直線に向かっていますし、
良い手ごたえで、直線に入ったマイネルラクリマも
ハイペースで好位追走していたせいか、伸びが今一つ。
斤量的にも軽量のメイショウナルトや
ラブリーデイと比べると苦しかったのでしょう。
レコードタイムを叩きだすような展開が
マイネルラクリマを苦しめたと言っても過言ではありません。
勝ったメイショウナルトは格上挑戦ながら重賞V。
コーナーでも抜群の立ち回りを見せ、まさに完勝でした。
武豊騎手はなんだかんだと今年重賞8勝目。
リーディングでもじわじわ順位を上げています。
残り4カ月でどこまで順位を1位に近づけられるかに注目です。
ちなみに・・・
エラソーに
「ラブリーデイを基準に今年の3歳のレベルを図りたい」と
語っていた江戸川氏。
結論は
やっぱり
キズナ、エピファネイア、コディーノ、ロゴタイプの4強です。
間違いないでしょう。これは。
・ダコール
今回は展開合わず。
ハンデG3ならいつでも勝てるレベル。
次走要注意。
・マックスドリーム
常にマークが必要な1頭。
忘れた頃に一発あるかも。