まさに電光石火の夏の新潟・直千競馬。
もうスタートしてからのスピードが桁違いでした。
地元・新潟出身の酒井学騎手騎乗の1番人気ハクサンムーンが優勝。
外枠有利・牝馬が強い・差し脚の強い馬がいい・・・
いろいろとレース前は言われていましたが、
結局は一番人気のハクサンムーンが人気に応えました。
スタートしてすぐ、
スギノエンデバーが遅れてしまい、早くも戦線離脱。
18頭はセオリー通り外へ。
一団を形成しますが、
早めに抜け出した・・・というよりスピードが違った
フォーエバーマークとハクサンムーンがレースを引っ張ります。
レースの中盤あたりで、後続の馬も一気に仕掛け始めますが、
自身のスピード・開幕週の馬場を見方にした
フォーエバーマークとハクサンムーンの地位は揺るがず、
斤量が心配されていたパドトロワは
馬群の中から抜け出すような素振りもなく敗走。
有利とされる外枠に入った馬も明暗が分かれる格好に。
3着に滑り込んだリトルゲルダは
なんとか喰らいつき、後続をシャットアウトしますが、
レオパステルを除いて、真ん中あたりの枠にいた馬が
掲示板争いをする形となりました。
そんな中、馬スピ特報内で
「☆デュアルスウォードの複勝を
1点だけ買って、ワクワクするのも面白そうだ。」
と、書いた私は、
宣言通りデュアルスウォード(12番人気)の複勝を購入。
思ってたよりも人気になってしまっていて、
オッズを見た時には思ったよりワクワクしませんでしたが、
早々と大勢を決した2頭を確認すると、
視線は道中の黄色い帽子へ。
馬群をこじ開け、疾走する黄色い帽子。
途中までは3番手を走っていたように見えたので、
「おっしゃぁぁぁぁ!!!!!
うおおおおおおおおーーーーー!!!!!
いけええええええええぇぇぇーーーー!!!!
ああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
と、声にならぬ声を振り絞っていましたが、
最後の最後に外側にいたリトルゲルダ・レオパステルに
差されて5着。なんとか掲示板を確保しました。
デュアルスウォードに視線を奪われて、
肝心の2頭のゴールシーンを見ていませんでしたが、
改めてレースを見返すと、段違いの2頭でした。
1着入線のハクサンムーンに関しては
フォーエバーマークに3/4馬身差。
さらにそのフォーエバーマークから
離れること約3馬身後ろにリトルゲルダらが入線。
直千競馬でこの着差は決定的。
週頭のレース考察で、
「重賞はおろか、
準OPを勝ち上がった(勝ち上がりそうな)馬ばかりでは、
力が違いすぎるんじゃないのかなぁ・・・ 」
と、予感していた通り、
着差(力差)がハッキリ出たレースでした。
パドトロワは59キロの斤量に加え、
厳しいマークにあった事も敗因の一つでしょう。
なかなか進路が確保できませんでしたし、
馬込みはどうも苦手な様子。
条件が変わる次回は、再度見直す必要がありそうです。
それ以上に、ハクサンムーン。
本当に強くなりました。
スプリント戦線はロードカナロアが絶対王者で、
それに続くのがドリームバレンチノという構図でしたが、
ハクサンムーンも、ここにきて存在感を現してきました。
快速ラップの中、番手につけて、最速で上がる。
これでは他の馬が手を出す暇がありません。
完勝、まさに完勝でありました。
・パドトロワ
斤量だけでなく、外目の枠も仇になった印象。
馬込みに入らない競馬が出来れば、十分巻き返せる。
・アウトクラトール
こちらも馬込みにやられてしまった1頭。
最後までしっかり走っているだけに、まだもう一発ある。
年齢が理由で嫌われるようなら、次走以降、面白そう。