ついに熱い夏がはじまる・・・。
実は個人的に楽しみにしているのが夏競馬なので、
函館開催は待ち遠しかった・・・。
というより主要4場よりもローカル戦線の方が
個人的に好きなのもあって、熱い夏競馬は大好きな部類に入る。
ただ、一言言えるのは、夏は暑い。
「熱い」のは好きだけど、「暑い」のはキライ。
夏は「クーラーからクーラーへ」がテーマです。
まぁ、見かけどおり過ぎて
読者の期待を裏切らないのではなかろうかと思いますが、
昨年の函館スプリントでは、
見事に期待を裏切ってくれた馬がいました。
そう「世界のロードカナロア」です。
カレンチャンに敗れた高松宮記念(3着)以来の競馬でしたが、
相手関係を考えれば、ここは負けられないレース。
もちろん単勝1.3倍。
「これは余裕。鉄板だべ。」
と、思ってて、ブログでも
「◎ロードカナロア、鉄板でしょう。
最内ですが、頭数も11頭と少ないので、
馬群を捌けないということは無いと思います。」
とか、ドヤ顔で書いてたら、
スタート直後から他の馬に囲まれて、
4コーナーまで進路が取れず、内で詰まって、
ラスト1Fを過ぎたあたりで、ようやく馬群から抜け出し2着。
まさに
「包まれたら、実力馬でもあっさり負ける」
という、競馬学校の教科書に出てきてもおかしくない
御手本のようなレースでした。
そんなロードカナロアを完封したのが、
今年の函館スプリントSの主役である
松山騎手騎乗のドリームバレンチノ。
今年の2着だった高松宮記念の走り、
函館スプリントに出てくる馬のレベルを考えても、
ここは通過点でしょう。
昨年のロードカナロア同様、負けてはいけないレースです。
カナロアは負けちゃいましたけど。
そう、強い馬に乗っているからと言って、
簡単に勝てないのが競馬の難しいところ。
昨年はすんなり勝てた松山騎手のドリームバレンチノですが、
今年はマークされる側になるので、
昨年のようなスムーズな競馬が出来るかどうかが焦点でしょう。
59キロも問題が無いわけではありませんが、
なんとか克服してほしいと思います。
問題は相手探し。
テイエムオオタカ・フォーエバーマークなど、
前に行きたい馬も多くいますが、
開幕週の馬場も手伝って、そのまま行ってしまうと、
後ろから行く馬には厳しい展開となりそうです。
ドリームバレンチノの位置どりにもよりますが、
サクラアドニス・エーシンホワイティ・アフォードあたりが
ロスなく運べれば、
3着くらいはあってもいいのではないかと睨んでいます。
それに距離短縮で良い効果が出そうなのは、
アドマイヤセプターです。
近走は厳しいレースが続いていますが、
洋芝への適性も高く、気性的にもスプリントの方がいいので、
人気の落ちた今回は狙い目。
「じゃあ頭で買う」
というのは少々勇気が必要ですが、
復調気配の岩田騎手ですし、面白そうな馬かと思います。
抑えておきたい1頭です。
いずれにせよ、ドリームバレンチノを
どのくらい信用するかで見解が変わってくるレースです。
昨年とは違いマークが厳しくなりますから、
レース中の位置どりはもちろん、枠にも注意しておきたいところ。
個人的には
「内目の枠なら評価下げ、外目の枠なら評価上げ」で行きたいと考えます。
もちろん、他の馬との関係もあるので、一概には言えませんが、
若い松山騎手がどこまで積極的に乗れるか、
厳しいマークをかわせるかが焦点となるレースになるでしょう。